ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

長濱 シングルモルト 3rdバッチ

ラベル情報:

長濱

THE THIRD BATCH

DISTILLED 2019.01~2020.8

BOTTLED 2023.10

CASKS Bourbon Barrel / Islay Quarter / Mizunara / KOVAL

50%

 

香り:洋梨、杏、甘い梅、ねっとりとしたフルーツ香。仄かな塩味とヨード香、海藻のニュアンス。酸味。爽やかな樽香。糊っぽさ。籾殻、モルティ。艶気も感じる。

杯を重ねると粘り気のあるモルト香が強く印象に残る。

味わい:大麦の主張をしっかりと感じる。潮気、オーキー。ピリリとスパイシー。スモーキーな黒胡椒。洋梨や青林檎が仄かに。梅ジャムの酸味。柿の葉、香木のテクスチャー。スモーキーなテクスチャーが咥内に長く残る。

加水の効果か心地よいなめらかな口当たり。

好み:★7 75

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

◆アロマ 繊細で瑞々しいトップノート。際立つスモーキーフレーバーの中にモルティーなエッセンス。ミルクチョコレートやチョコレートクッキーのような甘い香り。次第にレーズンやあんず飴、柿などのフルーツ、そして最後に焚火の終わりを想わせるスモーキーな余韻が感じられます。

◆テイスト モルトの甘味、そしてミルキーで滑らかな口あたり。キャラメルやメープルシロップの柔らかさ。アフターにかけて現れるスモーキーなアクセントが力強い個性を発揮し、ピートスモークの余韻が長く続きます。

 

 

反芻:テイストにある “キャラメルやメープルシロップ” 、言われると伝わってきました。スイーツを食べた後の咥内に残る余韻部分の感じ。そこに気を向けると杏もあるような…。

でも、オフィシャルのコメントのテイスト部分には、フルーツに属するものが挙げられていないのですね(汗

 

 

雑感:スパイシーでスモーキー、そしてソルティ。それらに隠れたフルーツ。

思いの外スモーキーなモルトでした。

ただ、安いスモーキーさとは違います。

存在感はあるけれどアピールはしていない。名脇役感。

 

キーモルトであるバーボンバレルとアイラクオーターが共にピーテッドモルトだそう。

納得です。

 

 

ミズナラカスクとの飲み比べも。

 

これは良い経験になりました。

共通しているところがしっかりと伝わってきます。

 

ミズナラカスクに由来するところが、効率よく自分のなかに積み重なっていくのが感じられるよう。

 

なるほど と。

 

 

 

 

(よろしければ)

 

今日現在のオンラインショップを確認すると、

3rdバッチはまだ購入できるようです。

ですが、6本セットの長濱はレッドワインカスクに変わっていました。残念。