ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンアラヒー 24年 1995 秩父令和商会

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ラベル情報:

GLENALLACHIE

Aged 24 years

Distilled: 10.11.1995

Bottled : 22.10.2020

Hogshead

46.9%

秩父令和商会

 

香り:蜂蜜、夏みかんマーマレード、木の皮。バニラ、白粉っぽさもあり、緩やかに甘い。スパイスや芝生が印象的。

味わい:濃厚。オレンジシロップ、ドライオレンジの皮部分、バニラアイスと蜜蝋。ミントやハーブの印象。スパイスの一瞬のトゲ。微かな乳酸菌が浮かぶ。余韻には樽由来の渋み、生クリーム。

好み:★7 73

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

https://twitter.com/chichibureiwa/status/1342600333768331264?s=20

https://twitter.com/chichibureiwa/status/1342600333768331264?s=20

https://twitter.com/chichibureiwa/status/1342600333768331264?s=20

https://twitter.com/chichibureiwa/status/1342600333768331264?s=20

 

反芻:おおよそ合っているかな。“キウイフルーツ” や “青っぽい独特の香り” は得心しました。“グレープフルーツのワタ” と ドライオレンジの皮部分 は、おそらく同じものを指しているのではないかと思います。自分は甘みを強く感じていたので、オレンジと感じたのではと。

スパイスを挙げられていないのが印象的。

 

 

雑感:未来が楽しみになる1本。

粘度を感じるような濃厚な味わいに驚きました。

24年熟成カスクストレングスで46.9%ですから、凝縮された良い頃合いのボトリングだと思います。

 

飲んでいて感じたのは、これは瓶熟・開いてくるのが楽しみなボトルだぞ ということ。

グラスの中でも時間をかける程良くなります。(開封注ぎたてはオレンジとスパイスが前へ前へ競っているイメージで ★6 69 という判断でした)

 

今は前の方でぎゅっと固まっている様子ですが、これがほぐされて奥行きに繋がったらどうなるのか。

楽しみです。

 

 

 

こちらは秩父令和商会さん初のプライベートボトルです。リンクウッドと一緒に発売されました。

もちろん内側の話は知りませんが、Twitterに流れてくる情報を追っているだけでも苦労と苦戦と楽しさを感じられた気がしています。

 

店長の人柄も、お店の雰囲気も居心地良く。

ボトルを近くに見ながら選ぶことができるので、気が付けば時間が経っている。

とても好きなお店です。

 

この先もボトルを用意されるとのこと。

お店に伺うのもニューボトルも、楽しみにしています。

 

 

 

 

 

ベンネヴィス 20年 1996 アテナ アクアヴィーテ

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ラベル情報:

BEN NEVIS

AGED 20 YERS

DISTILLED IN 1996

BOTTLED IN 2017

SHERRY BUTT

CASK #2028

50.6%

ATHENA

AQUAVITAE

 

香り:硬めのシェリー樽香。軽い乳酸菌、クリーム。びわ洋梨のニュアンス。ハーブ、かりんのど飴、シロップ。生木。かりんとうの香り。

味わい:シロップ、ハーブの印象。グラッシー。樽由来の渋み、薄めたチョコレート。プラムやカシス。スパイスが良いアクセントになっている。

好み:★6 68 ※73

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:ハニー、ベーキングトースト、タンジェリンジャム、バター、トロピカルフルーツ

味わい:タンジェリン、ハニー、ナッツ、スパイス

余韻:割と長めの余韻、ベークトースト、シナモン、ウッディ。

 

 

反芻:合ってないですね。というか、コメントの表現に自分がイメージできるものが少ない印象。

“ハニー” は感じ取ることができました。ただ、ハーブのニュアンスと重なっているようで、自分はのど飴を連想してしまう感じです。これは日本人独特のものかもしれませんね。

微加水すると、オレンジの雰囲気が浮かんできました。これをナチュラルに拾えるところが舌の差なのでしょう。

 

 

雑感:近年シェリー樽と96ベンネヴィスの良いところ。

なんとなくですが、スパニッシュオークのシーズニングのような。(トンチンカンな事を言っているかも)

ベンネヴィスの酒質と硬めのシェリー樽香が合わさり、バランスの良い仕上がりになっていると思います。

この系統が好きな方からすると、もっと高評価になるのは確実かと。

 

 

 

微加水して感じ取ったオレンジのニュアンスを意識すると、別の愉しさがありました。

表にあったシェリー樽感うすくなり、はオレンジの皮やマーマレードがのっぺりと出てきたような。

この感じだと★7 73 ですね。

 

逆に言うと、今の自分はこの感じのシェリー樽感が好みではないのだと思います。

色々な方の感想を聞いてみたいと感じました。

 

 

※星と数値は、あくまでその時の自分の “好み” です。“評価” ではありません。

 自分なりの評価ができる基準や経験を蓄え、整理整頓するのが今の目標です。

 

 

 

 

 

 

グレンジストン ハイランド ダブルカスク

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ラベル情報:

GRANGESTONE

HIGHLAND SINGLE MALT

DOUBLE CASK MATURED

1st STAGE MATURATION Matured in white oak casks

2nd STAGE MATURATION Finished in RUm casks

40%

 

香り:オーキーな印象。バニラ、赤い果物、ラズベリー

味わい:バニラと赤い果実、生木の皮を剥いだ香り。薄めたチョコレート。やや若い、サルファリーな印象も受ける。べたっとした甘さと硬い樽香が漂う余韻。

好み:★5 52

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

TASTE : Sweet and rounded with vanilla oakiness. Malty with subtle notes of caramelised fruits.

(味わい:甘くて丸みがあり、バニラのようなオークの風味がある。芳醇で、キャラメルのようなフルーツのほのかな香り)

FINISH : Mellow and long lasting with comples finish.

(フィニッシュ:まろやかで長い複雑な仕上がり)

 

※ラベルより

 

反芻:おおよそ合っていると思います。フィニッシュについては、真逆のことを言っている気もしますが…。複雑かなぁ

 

 

雑感:おそらく誰もが一度は通る道?

某福袋で購入しました。

中身は、このグレンストンとアビンジャラク。。。

 

自分の意思では買わないボトルだし飲んだことないし、良しとしよう。と考えたことをよく覚えています。

結果、これが最初で最後の福袋購入となりましたが。

 

やはり自分で悩んで考えて購入しなければと勉強させて頂きました。

 

 

 

 

かといって、ボトルの中身は悪いものではありません。

 

荒いところは少なく、甘いです。

飲みにくいということもないですし。

価格を調べたら、値段相応だとも感じました。

ストレートよりもロックや水割りが良いと思います。

 

 

ただ自分の求めているウイスキーの魅力とは違うというだけ。

好みの話ですね。

 

 

 

 

 

クライヌリッシュ 37年 1972 GM

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ラベル情報:

CLYNELISH

37 YEARS OLD

DISTILLED 1972

55.6%

GORDON & MACPHAIL

 

香り:ワクシーかつグラッシー。ナッツの甘み、山椒、スパイシー。鞣した皮。奥の方にオレンジが沈んでいる。

味わい:オイリーな印象。ピリピリとスパイシー。マーマレード。ナッツのオイル。少しの苺ジャム。木の皮の渋みも。

好み:★7 78

 

 

雑感:力強く孤高のイメージ。

スパイスが印象的なボトルです。

自分は香りに山椒を感じました。(周りの人には賛同してもらえなかったのですが汗)

 

ナッツも沢山あるのですが、少しだけ顔を見せる苺ジャムが印象に残ります。

かといってフルーツ感に頼っているのではなく。

 

酒質の良さで独り立っているような、そんな印象のモルトでした。

 

 

 

 

 

フェッターケアン 27年 1988 The Infamous…

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ラベル情報:

FETTERCAIRN

Aged 27 years

Distilled 1988

Bottled 2016

59.1%

Bar CARUSO & Speyside Way

 

香り:滑らかなオレンジ、蜜蝋。パッションフルーツ、バナナ、フルーツキャンディ。ユーカリ、爽やかな木香。

味わい:フルーツキャンディ、グアバ、バナナ。白胡椒、潮気。蜂蜜、ワクシー。芝生、オーキーな余韻。

好み:★7 77

 

 

雑感:ボトリングは2016年ですが、販売は2018年。

約2年の時間を置いたことになります。

 

ボトリングしたらすぐにでも販売したいのが企業としての本音。

この空白期間はなぜ生まれたのでしょう。

 

ここがピークと見極めて前倒しで詰めたのか、他のボトルとの兼ね合いで販売が遅れたのか。もしくは然るべきタイミングまで残しておいたのか。

答えはなくとも想像するのは楽しいものです。

(でもやっぱり答えは知りたいので、ご存知の方がいましたら教えてください)

 

 

 

開封から1年半あたりから全盛期が来た印象があります。

明るくケミカルなフルーツが沢山転がっているような。

 

飲んでて楽しいボトルです。

 

 

 

 

 

ベンネヴィス 22年 1996 Whom? Whose? ラダー

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ラベル情報:

BEN NEVIS

Aged 22 Years old

Distilled 1996

Bottled 2019

Cask Type Hogshead ※販売サイトより

Cask Number 1608 ※販売サイトより

51.1%

Whom? Whose?

ART SESSION

RUDDER

 

香り:焦げた木香、落ち着いたオレンジ。ミルキーかつスパイシー。

味わい:フレッシュなオレンジ。シロップ。甘みの中に強めのスパイス。余韻には木の甘みが長く続く。

好み:★7 79

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:フルボディのシャルドネ、ハチミツ、オレンジやみかん、柑橘の皮、ふんだんなクエン酸系フルーツの香り、奥からフルーツサラダ、ハーブやセージ。

味わい:グレープフルーツ、キウイフルーツからイチゴのヨーグルト、フレッシュな桃、アプリコット、グアヴァ、パッションフルーツ。溌剌とした酸のあるフルーツから優しい甘みのあるフルーツに変化する。

フィニッシュ:心地よいバニラの甘み、紅茶のタンニン、生姜、オールスパイス、新木系のスパイスが優しく長く続く。

コメント:程よく熟した沢山のフルーツの香味とその変化に加え、ワイニーでフローラルなアクセント、フィニッシュに心地よく残るスパイスとタンニン。フルーティー一辺倒ではない、バランスと展開が楽しめるひとつ大人なベンネヴィス。

 

 

反芻:やっぱり表現豊かだなぁと。

自分にはここまで多彩なニュアンスを拾うことは出来ませんでした。フルーティで美味しいという程度。

“フルーツサラダ” なんてテイスティングコメントで初めて見ましたよ。

これらを頭に入れながら、また飲んでみたいと思います。

 

 

雑感:期待通りの96ベンネヴィス。

小樽の BAR BOTA さんのおかげで、96ベンネヴィスをいくつか経験させていただいて。

どれもフルーティで美味しくケミカルな印象があります。ティーリングのハイグレード品と共通しているものがあるイメージです。

 

こちらのボトルもそのイメージにそぐわず、フルーツ感の良い美味しいベンネヴィス。

 

 

正直に言うと今回の自分は複雑みを拾うことはできませんでしたが、それはそれとして美味しいボトルでした。

また味わいたいです。

 

 

 

 

 

アードモア 21年 1996 Friends 摩幌美 40th

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ラベル情報:

ARDMORE

21 YEARS OLD

Distilled in : 1996

Bottled in : 2018

Matured in : HOGSHEAD

60.0%

For Friends -Pub MAHOROBI in JAPAN Est.1978-

LIMITED EDITION BOTTELING

摩幌美 40th Anniversary

BERRY BROS. & RUDD

 

香り:甘く蜂蜜ちっく、枯葉、乾燥させた牧草。樹液。シナモンを少し。芝生と土っぽさ。

味わい:口に含んだ瞬間に白桃を思わせる。生姜と蜂蜜、ワクシー、柑橘系の甘みと大福、土、枯草。濡れた森。スパイシー。樽由来の渋みが心地良い。腰のある甘みが長く続く。

好み:★7 78

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

桃、夕張メロンに、フェノリックなピートスモークのアロマが繊細に香る。
味わいは白桃、洋梨ホワイトペッパーのスパイス。
余韻に残るひね香がオールドボトルのような趣を与えている。
この年代のアードモアとしては稀有で印象に残る1本。

 

 

反芻:蜂蜜とは表現されていませんね。“桃” はまだ若めのイメージだと思います。

“ひね香” は言われると、なるほどこれかなという程度。それを拾えるようになりたいですね。

 

 

雑感:2018年にスペイサイドと同時発売されたボトル。

フルーツ過ぎず、美味しいモルトです。

果実感というより果肉感という表現が相応しい印象。歯応えがあるといいますか、ミネラル感があるのかな。

さらにピートが良いアクセントになっていて、飲み飽きることはないと思います。

 

 

 

アードモアとは大きな丘の意。(ちなみにアードベッグは小さな丘)
ピートを効かせたモルトが特徴のハイランドの蒸留所になります。

 

その意味でも、このボトルは真骨頂かと。

フルーツ感とピートのバランスがとても良いと感じました。

じっくり愉しんでいきたいです。