ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。歩いてます🥾

イチローズモルト&グレーン(ベンチャーウイスキー), エクリプスファースト 10周年記念

ラベル情報:

Ichiro'S Malt & Grain

原料原産地名:国内製造(モルトウイスキー)

55%

Thank you for 10th Anniversary

Exclusively blended and bottled for Eclipse first

 

香り:クリーミーでナッティ。バナナ、ミルククリームや甘栗の香ばしさ。林檎、ミント、爽やかにフルーティ。

味わい:ナッツクリーム、生クリーム、オイリー。ミント、青林檎の皮。バター。杏。ほろりとビター、ウッディ。穀物よう、ホットケーキミックス。カルヴァドスの雰囲気も。

好み:♡7 78

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

程よい麦感と青リンゴ様のフレーバー、樽香の綺麗な均衡。

ブレの無いベーススピリッツの安心感。

奇を衒わない潔さ、基礎を重んじる秩父らしさが伝わる一本。

 

 

反芻:“ベーススピリッツ” という表現に初めて出会った気がします。おそらくグレーンのことですよね。ブレンデッドウイスキーを飲む際に意識する新しい基軸になりそう。

 

 

雑感:秩父Ⅰの12年熟成、サイダーカスクフィニッシュがキーモルト。

とのこと。

 

このボトルを紹介しているどのサイトでも、“サイダーカスク” と紹介されていることが気になりました。シードルカスク ではなく。おそらくオフィシャルの資料がそう表記されているものと想像します。

 

主催されている日本シードル祭りは “シードル” なのに。

 

『シードル』 はフランス語圏での名称、英語圏内では『サイダー』 とされるからでしょうか。

 

 

その人がその商品に対して大切にするところ、その一端が感じられたように思えます。

次回お店に伺った際に、意図を質問してみたいです。

 

 

 

 

 

イチローズモルト&グレーン(ベンチャーウイスキー), JAL国際線向け 2025

(画像引用:https://fishborn.thebase.in/items/145214464)

ラベル情報:

Ichiro's Malt & Grain

This is World Blended Whisky

原材料原産地名:英国製造、国内製造(モルトウイスキー)

48%

Japan Airlines Exclusive

 

香り:甘やかなウッド香。クレヨンやニス、ワックスの印象を受ける。バナナシェイクや蜂蜜、オレンジゼスト、熱を入れたベリー。白い花。ピートの香りが緩やかに揺蕩う。

味わい:なめらかに甘い、ウッドスパイスが口蓋を刺激する。口内がコーキングされるような質感。シロップ、ハーバル、ライトリーな甘さ。植物のえぐみ。タンニンの甘い渋味。余韻にはピートのテクスチャー、ドライ。

好み:♡6 67

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

重厚な味わいと、時間と共に感じる奥深い甘みを感じることができ、なかでも20年以上熟成の原酒が、さらに複雑で長く続く余韻を醸し出します。

 

 

反芻:期待感を煽るコメントだと感じました(悪い意味ではなく)。単品で飲んでいた際には、それ程かな?とも思ったのですが、手元にあるボトル(ホワイトリーフや505)と比べてみると、確かに重厚です。そして贅沢感があります。スミマセンでした。自分の中に基軸をしっかりと定めないといけません。

 

 

雑感:JALの国際線(ビジネスクラス・ファーストクラス)限定のボトル

ファーストクラス限定では、秩父のシングルモルトも提供されていたようです。

 

…持ち帰るのかな? 自宅に送ってもらえるのでしょうか? そんなことが気になってしまう小市民です。

 

 

 

今回のボトル、

いつものリーデルのグラスよりも、秩父蒸留所で購入したグラス(背の高い方)で飲んだ方が美味しく感じられました。

香り立ちがスムーズに伝わってくると云いますか、甘みの良いところが前面に出てきたみたい。

 

テイスティンググラスに合わせてブレンドされたということもないのでしょうけど…、面白いです。

 

 

それにしても秩父のグラス、リムが厚いのに邪魔になっていないのが不思議です。

他のグラスとなにが違っているのかな。

 

愛用しています。

 

 

 

 

 

グレンファークラス, 14年 2008, エディション軽井沢(リカマン旧軽井沢銀座通り店オープン記念)

ラベル情報:

Glenfarclas

Aged 14 Years

Distilled in 2008

Bottled 2023

50.5%

リカーマウンテン旧軽井沢銀座通り店

 

香り:葡萄の枝木、葡萄の皮、渋く程よく甘い香り。薬草感。ミント。プルーンの気配。

味わい:ミント、白粉、白い花。求肥。葡萄の皮。ウッディにビター。薄く蜂蜜。シロッピー。化粧品、フローラル。

華やかな植物を感じる。青々とした花のような。

好み:♡7 74

 

 

雑感:発酵なのかな…?

それとも樽に由来するのでしょうか? この花の香りは

 

綺麗だったので気になりました。

あまりファークラスにイメージするものでもないですし

 

00年代後半の原酒を15年程度熟成すると現れるとか…? いや2023AWには感じません。なら違うのか…

 

なんだったんだろう。

 

 

正解は分かりません。

今回たまたま印象的に感じてしまっただけかも知れません。

 

でも、近いスペックのボトルを飲む際には気にしてみたいと思います。

 

 

 

 

(以下蛇足)

今回のボトル、何本くらいボトリングされたんでしょう? 

 

リカマン軽井沢店ではイベント沢山あって良いですね。先日までマッカランのポップアップストアも開催されていましたし

 

軽井沢には訪日観光客も多いのかな。軽井沢の地名は海外にも轟いている?

 

ネームバリューって大切ですよね。

小諸にある小諸蒸留所もオーナー会社は軽井沢蒸留酒製造ですし、

軽井沢蒸留所(メルシャン)も、実在地は軽井沢ではなく御代田にあったようですし。

ちなみに、軽井沢ウイスキー蒸留所(戸塚酒造)は本当に軽井沢に設立されています。

 

 

地名のネームバリューの話から、

先日発表された磯の浜蒸留所の名前を思い出しました。

大洗蒸留所にすれば良いのに なんて考えてしまって。木内酒造の記事でも『大洗に新たなウイスキー蒸留所』というタイトルになっていますし

 

なにか理由があったのかな? 

単純に気になっています。

 

 

本当に蛇足でした。m(_ _)m

 

 

 

 

 

ダフタウン, 34年 1975, キングスバリー;ファイネスト&レアレスト

ラベル情報:

Dufftown

Aged 34 Years

Distilled  in 1975

Well matured in Hogshead

45.9%

Finest & Rarest

Kingsbury

 

香り:ミントと蜂蜜、ハーブ香、白粉、粉っぽさ。オレンジの蜜。生クリーム、生ハム、ミーティとも。粉砂糖、小麦粉、甘く香ばしい。

味わい:オレンジゼスト、ミント、モルトのクリーム。籾殻、香ばしい。ライム、シトラスな爽やかな甘み。小麦粉、フローラル、白粉、粉っぽい。香ばしい麦芽の蜜、焦げ感。ラム酒のニュアンスも。

とても粉っぽく感じられる。でも蜜っぽさも豊か。それが矛盾していない。

好み:♡8 80

 

 

雑感:次回飲んだ際にどう感じられるのか…

テイスティングノートでも書いたのですが、粉っぽいテクスチャーと蜜っぽいテクスチャーを同時に感じたのです。両方を共に綺麗に。

不思議。

 

…粉っぽいとか蜜っぽいといった言葉を別の表現にしたら、繋がるところが見えてくるのかな。今ふとそんな気もしてきました。

 

現在の自分からはまだ浮かんでこないのですけれど

 

 

沢山の方のテイスティングコメントを読んで、語彙を増やしたいですね。

言葉を知ると、感じられるものが増えたりしますし

 

次回飲める際にはどう感じられるのか、どう感じられる自分になっているのか、楽しみです。

 

 

 

 

 

新道, ミズナラエクスプレッション 2026エディション, ラダー;百世不磨 VOL.22

(画像引用:新道蒸溜所 Mizunara Expression 百世不磨 for RUDDER | Spirits Shop fishborn)

ラベル情報:

新道

JAPANESE OAK "MIZUNARA" EXPRESSION 2026 EDITION

CASK TYPE  UNPEATED MALT,MIZUNARA CASK 50%

                   UNPEATED MALT,EX-BOURBON CASK 30%

                   UNPEATED MALT,EX-SHERRY(OLOROSO) CASK 20%

62%

百世不磨 VOL.22

RUDDER

 

香り:甘やかなオーク香、ベリーのニュアンス、バターやココナッツ、ユーカリ、ミント。枯草、全粒粉クリームビスケット。焦げ感も大きく感じられる、チャーされた樽香のイメージ。梨のジュレ。野花の香り。

味わい:オイリー、クレヨンのニュアンス。焦げた木材の香り、ヘビーにチャーされた樽の感。クローブやアニス、オークスパイスの刺激。青林檎。シダ草。微かにココナッツ、香木香。シロップ。蜜糖のヒント。余韻にはタンニン、舌に残る。

好み:♡6 68

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

【香り】桃の紅茶、革張りの家具、樹脂、ナツメグ、ホワイトペッパー、後からドライアプリコット、砂糖漬けの果物、腐葉土。

【味わい】胡桃やココナッツ、ベリー系の果実味溢れるコーヒー、チョコがけオレンジ、赤肉メロン、ネクタリン、メントール、ややワクシーなニュアンスも感じられる。

【フィニッシュ】プラム、ロイヤルミルクティー、西洋わさび、白檀のお香、シナモンやジンジャー、ミズナラ由来の甘さとスパイスが非常に長く続く。

【コメント】新道蒸溜所のハウススタイルとも言える、ラクトン香由来のミルキー、ファッティ、トフィーの香味。それらがミズナラ樽による熟成でより力強く感じられる仕上がりとレシピになっている。

 

Shindo 新道 Mizunara Expression 百世不磨

 

反芻:オフィシャルのコメントから伝わってくる程には、贅沢には感じられなかったです。

スモーキーな表現がないことも気になるところ。“紅茶” や “コーヒー” がそうなのかなぁ。それでも自分の感じているものは異なっている気がします。どうしてだろう、無いとは思えないのですけど

 

 

雑感:新道蒸留所って直火加熱だっけ!? と確認したら違っていました。

スチーム加熱だそうです。

 

自分の感じた焦げ感に理由がそこにある可能性を考えたのですが、違っていました。

ですが、加熱方法に考えがいったことは成長したところ。

そして今回は違ったというのも経験にしたいところ。

 

この感じは直火加熱に依るものではない。そうなると樽のリチャーから来るものと判断出来るわけです。おそらく多分

これもまた一歩成長です。

 

 

 

成長と云えば?

このモルトはブラインドで飲んでみたいと感じました。自分がどう感じるのか気になっています。

 

正直なところ、テイスティングノートを取る際に、ラベル情報が頭にありました。

だから、焦げ感を木材テクスチャー(樽由来)と捉えられたような気もしていて…。

 

情報がなくても、樽由来だったと気付けたと断言できないのが現在の自分の立ち位置です。そこまでは成長していません。

 

 

ブランドだったら、自分はどう感じたのかな。。

機会があったら嬉しいですね。

 

 

 

ん?

ピーテッドモルトと同じ導線を通っているのなら、その残り香を取り込んだ可能性もあるのかな。いやそれにしては、焦げ感が強過ぎる印象か。。

 

この考えはきっと違っていますね。そう思います。

 

 

色々面白いです。

正解が知れたら、面白いだけに留まらず成長に繋げられるのですけども

 

 

 

 

 

グレンモーレンジィ, ポートウッドフィニッシュ, 90年代流通

ラベル情報:

GLENMORANGIE

PORT WOOD FINISH

43%

 

香り:砂糖漬けのオレンジ、ミント。ライム、丸っこい赤い果実。仄かにモルティ、クリーミー。

味わい:コクのあるモルティ、まろやかな甘み。ライムやハーブ、ミント。蜂蜜。オールドにスモーキー。籠いっぱいの小さなベリー。微かにヨーグルトのニュアンス。

ポートワインカスクが好きになる味わい。

好み:♡8 83

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

The malt has a complex balance of sweet and dry flavours, bitter chocolate being offset by fresh minty note.

(このモルトは、甘みとドライな味わいが複雑に調和しています。ビターチョコレートの風味が、フレッシュのミントの香りで引き立てられています)
Hints of port and walnut are also evident in the finish.

(余韻には、ポートワインやクルミの仄かな香りを感じることができます)

 

※裏ラベルより

 

反芻:ベリー系の風味が挙げられていないことに驚きました。“ポートワイン” の中に含まれているのかも知れないのですが…。でもしっかりとベリーがイメージされたので、ちょっと違っているような気もしています。

 

 

雑感:可愛らしいベリーの風味。ポートワイン(ポートウッド)フィニッシュが好きになる。

当時のポートワインも飲んでみたいと思いました。

 

いつ頃のポートワインになるんでしょう。単純に考えたら、90年代に払い出された樽のものになるのかな。

 

 

色々検索していたら、94年がポートワインのグレートヴィンテージであるとの情報がありました。

気になっています。

 

 

 

 

 

秩父Ⅱ, イチローズモルト ヒントオブシェリー2026

(画像引用:イチローズモルトシングルモルト秩父Ⅱ ヒント・オブ・シェリー 2026 | Spirits Shop fishborn)

ラベル情報:

秩父Ⅱ

ICHIRO'S MALT

HINT OF SHERRY 2026

53%

 

香り:グラスから溢れるようにシェリー樽熟成香が伝わってくる。ヘタの付いたベリー、蜂蜜、ディル、爽やかなスパイスのヒント、甘くオーキー。その後ろには、重厚なスモーキーさ。モルティ。微かながらオレンジジュースのニュアンス。

味わい:焦げ感。木材が焦げた香りが大きく占めている。レモン、ディル、ミントシロップ。ケミカルなベリーのフレーバー。シナモンやクローブといったオークスパイスの冷たい刺激。タンニンが舌をくすぐる。

好み:67

 

 

 【オフィシャルのテイスティングコメント】

直火蒸留のそのふくよかなフレーバーは、力強く伝統を革新へと繋げ、一雫の原酒がつくり出す味わいを全体に優しく響かせます。心地よいスモーキーさとシェリー樽原酒由来の温かくまろやかな甘み。全体を包む深く華やかなフルーティさ。


※ラベルより

 

香りは華やかでスモーキーな立ち上がりに、レモンやライチ、レーズンの果実感としっかりとした蜜のような厚みが感じられます。

味わいは、スモーキーさを軸に、シェリー樽原酒由来のチョコレートのようなコクと柑橘系のフルーツ香が広がり、さらにバニラやミルキーな風味が重なるリッチなニュアンスです。

余韻は、甘やかさと紅茶のようなスモーキーさが心地よく続きます。


※通販サイトより

 

反芻:各通販サイトに載っていたオフィシャルのコメントの全ての項に “スモーキーさ” があってホッとしました。これは、直火蒸留の効果になるのですよね。ピート由来ではなく。。なんとなく分かる気もしています。ドライなところと、ちょっとトゲを感じるところがそうなのかなと。

 

 

雑感:ヒント・オブ・直火蒸留

の方が相応しいのでは と思うくらいにスモーキーでした。

 

香りに最初感じたシェリー樽熟成の香りも、気が付いたらスモーキーさのなかに埋もれてしまっていましたし。

 

 

正直な感想、シェリー樽熟成を冠しているボトルに期待したものではなかったかな、、

 

名前が違っていたら、印象もまた違っていた気がします。その方向を素直に愉しめたような

 

 

まぁ情報も味わいのひとつということで m(_ _)m