ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンロッキー 35年 1980 シグナトリー カスクストレングスコレクション

ラベル情報:

GLENLOCHY

AGRD 35 YEARS

Distilled on: 06/11/1980

Bottled on: 02/12/2015

Matured in a Hogshead

Cask no: 3232

51.1%

CASKS STRENGTH COLLECTION

SIGNATORY VINTAGE

 

香り:モルティ。瓜系の甘み。微かに浮かび上がる灰。ニッキ。

味わい:ほわんとしたモルトの甘み。枯草と柔らかい土の印象。メロン。砂糖。少しのミント、白胡椒。まろやかな余韻。

好み:★8 87

 

 

雑感:もっと経験したい!

印象的なのは、瓜系の甘みのニュアンス。

キンと冷やした薄味のメロンのような。でも暖かい感触。。

 

そしてモルティ。

やわらかみとふくよかさのある甘みは麦芽由来のそれ。

 

それらに包まれながらから顔を覗かせるニッキやスモーキーのテクスチャー。

 

柔らかく甘みある美味しいモルトです。

 

 

以前記事に上げました 27年 1974 ものは、もっと タンッタタンッ というイメージだったのです。

この違いが気になります。

 

どちらがグレンロッキーのスタンダードなのでしょうか?

周りの方の意見を聞いてみると、今回の方がイメージに即しているようですが…

 

もっと色々と経験したいです!

 

 

 

 

(よろしければ)

 

 

 

 

 

グレンリベット 12年 イリシットスティル

ラベル情報:

GLENLIVET

12 YEARS OF AGE

ILLICIT STILL

A LIMITED EDITION SERIES

48%

 

香り:若めのアルコールのアタック、シロップの甘さ。若草、近年シェリー樽のニュアンスを覚える。バニラ、オレンジジ味のガム。フローラルな印象も。

味わい:オレンジティー、若草。若さを感じるアルコール感、シロップ、スパイシー。パインの缶詰。べたりとしている。

好み:★6 67

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:熟したパイナップル、バニラファッジ、ココナッツを感じさせる、トロピカルで爽やかな夏の香り

味わい:シロップ漬けした桃や煮た洋梨、キャラメルのリッチでフルーティーな味わい。

フィニッシュ:非常に長く、甘い。そしてスムース。

 

 

反芻:“トロピカル” と “爽やか” は両立するのかな。トロピカルって難しいですよね。

“フルーティーな味わい” や余韻の “非常に長く、甘い” は納得するところです。なかなかコクのある味わいでした。

 

 

反芻:2% の度数の違い?

スペシャルエディションといえど、オフィシャルの加水ボトル。

そう思って口にすると驚くかもしれません。

 

濃度を感じる、甘く美味しいモルトです。

 

オフィシャルのボトルというと、高くても 46% というイメージがありますが、このボトルは 48% となっています。

この 2% がこのコクを生んでいるのでしょうか。

 

オフィシャルの加水ボトルからイメージするそれとは印象が違います。

 

 

今回は開封直後。

以前、別場所で飲んだときにはもっと美味しかった印象もあり、開いてくるのが楽しみです。

 

 

 

ちなみに、

コクのあるこのボトル、やはりロックで美味しくなります。

 

バニラや蜂蜜、フローラルなニュアンスが華やかに

甘みも軽やかになり

とても飲みやすく楽しいです。

 

オススメです。

ぜひ

 

 

 

 

 

アマハガン ハンドフィル(22年5月) スウェーデンカスク

ラベル情報:

AMAHAGAN

World Malt

長濱蒸留所

Edition Hand-filled

BOTTED 22.05.04

CASK Sweden

59.9%

 

香り:ニッキと水飴。芝生。メンソール。ケミカルな洋梨やパイン、バニラ。微かに土壁のよう。

味わい:香りよりも中層的なイメージ。水飴、芝生、樽由来のスパイス。バニラ、焦げ感、乾いた煙草、シダ植物。どこかニューポットのニュアンスを覚える、スパイシーな余韻。

好み:★6 63

 

 

雑感:長濱蒸留所 ハンドフィルの2樽目。

カスクタイプはスウェーデン

 

従業員の方にスウェーデンカスクについて質問したのですが、上手く脳内に収めることが出来ませんでした。

むずかしい&お恥ずかしい。。

 

 

おそらく、スパニッシュオークの亜種だと思うのですが。

 

こちらもラベルは上手く貼れました。

液面と比べても遜色ない! 満足です。

 

 

 

将来はビールカスクも販売されるのでしょうね。

そして、ウイスキーカスクのビールも。

究極の自給自足。

 

蒸留所見学やブレンド体験に参加するとそんなお話も挙がると思うのですが…

 

 

 

今回蒸留所にいって、初めて長濱蒸留所に興味を持ちました。

 

ワールドブレンデッドもワールドモルトも、偏見を持たないように意識してはいるのですが、

限りある喉と肝臓の関係上、後回しにしているのも本当で。

バックバーにアマハガンを見かけても、積極的に頼むことはありませんでした。

 

ですが今後は、飲みたいと思うと思います。

(実際、3つ前に記事を上げたフラワーブーケは蒸留所にいっていなかったら買っていませんでした)

 

 

順番は前後してしまいましたが、良いきっかけになりました。

次はきちんとした見学も!

 

 

 

 

 

 

アマハガン ハンドフィル(22年5月) シェリーカスク

ラベル情報:

AMAHAGAN

World Malt

長濱蒸留所

Edition Hand-filled

BOTTED 22.05.04

CASK Sherry

57.9%

 

香り:若いシェリー樽の印象、アルコールの刺激。黒糖、ニッキ、豆の甘み。赤ワインちっく。暖かい印象。

味わい:暖かくもスパイシーな刺激、カラメル、樽由来のスパイス。伸ばしたチョコレート。メンソール。麦の束。微かに焦げ草も感じる。

好み:★6 64

 

 

雑感:長濱蒸留所にいってきました。

友人に連れて行ってもらいました。

メインは長濱浪漫ビールのレストラン。多様なビールとピザやウインナー。

とても美味しく楽しい時間を過ごせました。

(結構混んでいましたので、食事だけが目的でも予約した方が良いかもしれません)

 

 

食事後には、個人的な目的でしたハンドフィルも体験。

初めてのハンドフィル。

なかなか感動しました。

 

控えめな位置で止めてしまい、従業員さんにもっと入れて良いですよと促されたのも良い思い出(笑)

 

瓶詰が終わると、ラベル貼り。

こちらはもっと緊張しました。

逆さまや斜めにセットすることも頭に浮かんだのですが、ここは素直に。

ただその分、水平に貼ることにこだわりまして。かなり上手くいったと満足しています。(順番待ちの人がいなくて良かったです)

 

 

短い時間でしたが、美味しいビールと食事、貴重な体験。

とても満足度の高い時間を頂きました。

 

 

 

少しだけですが、現地の写真を

 

外観。

天気にも恵まれとても綺麗。

 

ハンドフィルの樽。

入口すぐ近くに。

 

ポットスチルもちらり

次回は蒸留所見学も含めて、腰を据えて遊びにいきたいです。

 

 

 

 

 

長濱 4年 ミズナラカスク

ラベル情報:

長濱

DISTILLED 17.6.16

BOTTLED 22.1.31

CASK MIZUNARA

CASK NO. #090

MALT LIGHTLY PEATED

59.0%

 

香り:甘く妖艶な樽香。木の皮、スパイス、餡子。トロピカルなフルーツ香。肥沃な畑の香り、軽やかなピート。スンとするメンソールが少し、杏も。

味わい:まろやかなスパイス。オリエンタルな樽香、煮詰めたオレンジ、硬さを感じる甘み、スパイシー。僅かにメンソール、バニラ。ピーティな麦芽、苦みとその甘み。飲み込むと苺やミントも感じる。

好み:★7 78

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

トップノートからは心地の良い香木のアロマからジューシーな蜜柑。ミルキーかつ、バタースコッチやラムレーズンを想わせる滑らかな香り立ち。時間経過と共にシナモンやバニラビーンズ。時間経過と共にスパイスを加えたハーバルかつリーフィーなアロマ。

口当たりはパインや白桃、トロピカルフルーツ様のフルーティーかつ品のあるテイスト。ミントを添えた蜂蜜がけのバニラアイスクリーム。アフターでは甘味も長く、ほのかに訪れるスモーキーな甘い煙がアフターで感じ取る優雅な余韻を演出させる。

 

 

反芻:合っているところもありますが…。自分のノートはあまり美味しそうに感じないですね汗。

“心地の良い木香” と “トロピカルフルーツ” が前面にいて、その奥に “ミント” を添えた “バニラアイスクリーム” 。そして確かに感じる “スモーキーな甘い煙” 。とても良いモルトだと思います。

 

 

雑感:長濱蒸留所のミニボトルセット

先日、蒸留所にいくことが出来まして、お土産コーナーで購入してきました。

 

 

ずらりと

 

一通り味わってみての自分の感想は、マニア向けの商品だな と。

正直、6本中5本は なるほど美味しい!とはならないと思います。

 

ウイスキーを飲み慣れていない友人と開けたのですが、

彼は、違うのは分かるけどうん…というリアクションでした。

 

樽の違いやピートの違いを比べて愉しめる、そんな方向けの商品という印象。

 

 

ですが、自分も友人も コレ美味くない?! となったのが残る1本。今回の シングルモルト 長濱 4年 でした。

流石はこの中で唯一長濱の銘を冠するモルトです。

 

ふたりして、知らない美味しい味がする!と興奮してしまいました。

自分たちのテンションを振り返ると、この1個で価格相応の価値があると思います(笑)

 

 

 

そんな今回の自分たちの経験から、

ウイスキーを飲み慣れていない方と一緒にこのセットを愉しむための、オススメの飲み方をひとつ。

 

それは、まず最初に長濱 ミズナラカスクを飲むこと!

 

結局のところ、最初に美味いとインパクトを与えないとその次に興味をもってもらえません。

Edition No.1 から順番に飲んでいくと、2本目で早くも「違うのは分かるけど同じ」となり、もういいやとなってしまいます。

そうなるとラストに 長濱 を飲んでも「味が濃いね」くらい。

そもそもそこまで辿り着きません。

(最後のとっておきを喜ぶのは玄人だけです)

 

そうならない為にも、このセット全体に前向きな興味を持ってもらう為にも、

この中で一番美味しい 長濱 を最初に紹介して頂きたい。

そう感じました。

 

 

 

自分がウイスキーと出逢ったのも、当時の 山崎 18年 でした。

そこから一気に惚れこんで今に至ります。

 

もしあの時、手頃なボトルに手を伸ばしていたら、今の自分はいないと確信しています。(お財布的には良いことなのか悪いことなのか分かりませんが汗)

 

 

達人はオフィシャルボトルに帰っていくといわれるように

ビギナーこそ、厚く美味いボトルをまず最初に愉しむべき。

自分はそう信じています。

 

 

 

 

それにしても、以前飲んだ 長濱 ミズナラカスク はこんなに美味しかったかなぁ

こんなものかな?という感想だったのですが…

 

熟成年数の違いなのか、原酒作りからして進化しているのか、

クラフト蒸留所を追う愉しみはこういったところにあるのでしょうね。

 

 

以前に飲んだその1本。

 

今飲みなおしたら、また違う感想を持つのでしょうか

 

 

 

 

 

アマハガン No.3.6 フラワーブーケ 伊勢丹限定

ラベル情報:

AMAHAGAN

World Blended

Edition No3.6 Flower Bouquet

長濱蒸留所

Mizunara Wood Finish

47%

原材料名 モルト(イギリス製造)、グレーン

 

香り:クリーミーエステル調とも。黄色いフルーツと根の付いた花の香り。蠟燭や除光液のニュアンスもちらほら。

味わい:口に含むと木香、新品の木製の積み木。接着剤っぽさがあり、胡椒系のスパイス。炭のような苦み。下の方にペースト状のフルーツ、オレンジピール。その上には草原、花も咲いている。余韻は優しい。

圧迫するようなフローラル香ではなく、花束よりも花畑のイメージが浮かぶ。

好み:★7 70

 

 

雑感:Flower Bouquet? ..Meadow full of flowers!

自分の素直な感想ですけども。

 

ラベルに描かれているユリをはじめとする華やかな花々の濃厚な香りではなく。

もっと土を感じる、広い草原のよう。

フローラルというよりもフラワリー。

 

 

開けたてということも大きいと思います。

事実、時間が経つにつれオレンジのニュアンスに粘りが出てきました。

 

また、ボトルタイトルからフローラルなテクスチャーは覚悟している面があり、逆に土のそれは予想外。そのギャップで、土の印象がより大きくなった。

そんなところもあるかも知れません。

 

次回味わう際に自分はなにを感じるのか、今から楽しみです。

 

 

 

このボトルは伊勢丹で限定販売された長濱蒸留所のアマハガン。

オフィシャルホームページにはモルトウイスキーと書かれていますが、グレーンも採用されたブレンデッドウイスキー

新宿ウイスキーサロンの静谷氏監修。

 

使用されたモルトにはヘビリーピーッテッドものもあったようです。

自分の感覚がズレているのではないとほっとしました(笑)

 

その原材料の項について、

“イギリス製造” と書かれているものを初めて見ました。

長濱蒸留所のモルトも使用されているのに。

輸入原酒の割合が一番多いことからきているものと推察しますが。

 

他に例があるのかな?(基本的にブレンデッドウイスキーはバルクを使用してますよね)

 

 

 

最後に蛇足。

このボトル、キャップシールが剥がしにくかったです。

ペリペリ部分の切り込みが弱く、明後日の方向に向かっていきそうになりました。

 

悲惨なことになるとネック部分まで全剥がしになるカモ

先にソムリエナイフを通した方が良さそうです。

 

 

 

 

 

ボウモア 18年 2001 オールドパティキュラー

f:id:BOXBOXBOX:20220417192318j:plain

ラベル情報:

BOEMORE

18 GLORIOUS YEARS OLD

DISTILLED DECEMBER 2001

BOTTLED DECEMBER 2019

CHARGED FROM A REFILL HOGSHEAD REF - DL13709

48.4%

OLD PARTICULAR

DOUGLAS LAING

 

香り:潮気、水飴。溶けかけのバニラアイス。薄めのトロピカルジュース、グアバや完熟メロン。灰被り。

味わい:潮気とトロピカルフルーツ、灰が複雑に絡み合う。ぬくくてジューシー、グアバ、グレープフルーツの白皮、洋梨。瓜系フルーツの甘み。潮気、海藻。微かに加水のニュアンス。灰が舞っている。余韻には生姜、スパイシー。

好み:★8 83

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

NOSE: Surprisingly smoked - then comes juicy plums. orange pith and milk chocolate

(香り:驚くほどスモーキー。そして、ジューシーなプラム、オレンジの綿、ミルクチョコレートが現れる)

PALATE: Fruity (apples and strawberry conserve) initially followed by a peated barley style

(味わい:最初はフルーティ(リンゴとイチゴの砂糖漬け)、次にピートした大麦の姿が続く)

FINISH: Ligers beautifully - a balanve of sweet fruits, marmalade and earthy peat (CSL)

(フィニッシュ:美しい余韻。甘いフルーツ、マーマレード、土っぽいピートのバランスがとれている)

 

※ラベルより

 

反芻:潮のニュアンスに触れられていないことが意外でした。結構あると思うのですけど…。フルーツの方向性も少しズレている印象ですね。余韻も。

“ミルクチョコレート” はなるほど なりました。

 

 

雑感:優しくバランスの良いボトル。

加水の働きでしょうか、とても優しい味わいをしています。

フルーツ感とスモーキーさに立体感を感じさせるような。(水の中に落としたインクが拡がるあのイメージ)

 

これがカスクストレングスだったら、と求めてしまう性は正直なところですが、きっとそれは違っていて。

このボトルは加水だからこその味わいなのだろうと感じさせられます。

 

良いです。

オススメです。

 

 

 

このボトルは開けてから1年と少し。

開けたてはもっと塩っぱい印象でしたので、きっと今こそ最盛期!

 

大切に、でも早めに愉しまなければです。