ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

三郎丸 未貯蔵原酒2023夏 ヘビリーピーテッド50PPM

ラベル情報:

三郎丸蒸留所

未貯蔵原酒 2023 夏蒸溜

ヘビリーピーテッド50PPM

アイラピーテッド ※資料より

三宅製作所製マッシュタン ※資料より

プレスエール&ウイスキー酵母 ※資料より

ホーロー&木樽発酵 ※資料より

鋳造製蒸留器ZEMON ※資料より

60%

蒸留所限定

 

香り:当然ながらニューポッティ。ケミカルに甘い。オレンジゼスト。塩飴。ガムシロップ。

味わい:ソルティ&プーティ、ニューポッティ。ミネラル、もしくはアルミ箔を感じる。水飴。白いスパイス。貝殻を思わせるフィニッシュ。

口の中がにがにがする。歯医者さんの後みたい。

好み:★6 66

 

 

雑感:買い逃してしまいました。

先日自分が行った時には、既に完売。

もう夏ではないですしね。仕方がないです。

 

正に今日10月から、見学のシステムが変わるようですね。

有料になって、自由見学の選択が増えて、ガイド付きの方ではお土産まで貰えるようです。

 

個人的には、展示スペースの自由時間があるのかが気になります。(変なところに行く人がいないか見守る人員配置が難点でしょうが)

 

 

近々、もう一度行きたいです。

できれば、新しい未貯蔵原酒が販売されている期間に。

 

 

 

樽じいも立体化していました。翌日のイベント向けかな?

 

 

 

 

 

ラガヴーリン 21年 アイラジャズフェスティバル2019向け

ラベル情報:

LAGAVULIN

CELEBRATE THE 2019 ISLAY JAZZ FESTIBAL

21 YEARS OLD

2004

BOTTLED IN 2019

No. 1323

50.9%

 

香り:フレッシュなフルーツ、シトラス系、針葉樹林。濡れた煙草。ブラックラム。高級緑茶の香り。メンソールと肉感。

味わい:蜜っぽい甘み、ミーティ、甘い煙。シトラス系のフレッシュさもあって。暖かい。オレンジ、枯草。スパイスの辛味。ベリー、ワイン樽のニュアンス。メンソール。肉感を低層に、スパイスが高層に長く続くフィニッシュ。

好み:★8 82

 

 

雑感:無知で恐縮なのですが

アイラジャズフェスってどんな空気なのでしょうか?

YouTubeで中継とかしているのかな

 

モニター越しにでも音楽や雰囲気を感じながら、グラスを傾けることが出来たら楽しそうですよね。

…日本のウイスキーフェスを俯瞰で眺めてると想像すると、そうでもないのかな?

 

音楽が大切ですね。きっと

 

 

 

 

 

アイラブレンデッドモルト 17年 1997 ダンカンテイラー オクタブ

ラベル情報:

Islay Blended Malt

SINGLE CASK SCOTCH WHISKY

AGED 17 YEARS

1997

YEAR BOTTLED: 2015

IN OAK CASKS  CASK NO: 9810108

MANTHS IN OCTAVE: 8

52.2%

THE Octave

DUNCAN TAYLOR

 

香り:ベリーに甘いスモーキー。海藻、ヨード香。メンソール。少しだけの肉感。

味わい:暖かい潮気、燻したバニラ。海藻、ヨード香、塩味。煙の中に小さく確かなベリー、昆布。濡れた樽香の色気。

好み:★7 78

 

 

雑感:アードベッグかな?

なんて感じました。

 

潮と肉感のあたりがそうではないかと…

フルーツの感じられ方からもそんな印象が…

 

フルーツの感じられ方なんて、樽の影響も大ですし難しいところですが。

 

 

自分が感じているものを整理して

感じたものの由来を理解して

記憶して。

 

まだまだ足りません。

 

 

 

 

 

モートラック 22年 1990 メゾンドウイスキー向け

ラベル情報:

MORTLACH

AGED 22 YEARS

DISTILLED ON 17/09/1990

BOTTLED ON 21/08/2013

MATURED IN A REFILL SHERRY BUTT  Cask Number 6072

54.4%

LA MAISON DU WHISKY EXCLUSIVE BOTTLING

SIGNATORY VINTAGE

 

香り:オレンジピール、少しだけの埃っぽさ、ブラックラム。フラワリー、モルトのクリーム。

味わい:オレンジピール麦芽の甘みと苦味。レモングラス。植物のえぐみ。生姜や白胡椒のスパイス。余韻はオレンジの甘みが仄かに長く。

オレンジと砂糖のテクスチャーが気持ち良い。コクのある味わい。

好み:★7 76

 

 

雑感:メゾンドウイスキーはパリに店舗を構える輸入代理店。

フランスには凱旋門賞の観戦で2回ほど行ったことがあるのですが、当時はこのお店のことは知らなかったので…

 

 

フランスのヴィヴァン蒸留所やヘップ蒸留所の方向性から見ると、

メゾンドウイスキーで好まれる味わいもライト系なのでしょうか?

 

著名な方々のテイスティングコメントを読むと、ボトラーズの傾向を把握したものを見かけることが多々あります。(“GMらしさあるアロマ” とか “〇〇さんらしい樽の選択” とか)

 

蒸溜所に目を向けてばかりでしたが、

ボトラーズの好む傾向を意識するのも、自分に響く1本に辿り着く近道なのかも知れません。

 

 

 

 

 

グレンタレット 20年? 1994 パールズオブスコットランド

ラベル情報:

GLENTURRET

Distilled May 1994

Bottled May 2015

CASK No: 213

55.0%

THE Pearls OF SCOTLAND

 

香り:大人しい香り。エスニックな印象がある。ケミカルな柑橘系。仄かなモルト香。

味わい:オレンジ。シナモンやジンジャー、オーク香。強い味わい。ドライ。クリーミー。渋み。

好み:★7 71

 

 

雑感:複雑味とは違うのですが

色々なテクスチャーの気配ある1杯でした。

 

シンプルなのですが、なにか違和感も感じられる印象…。

違和感というと言葉が強いですね。バラバラとは違いますし…。でも複雑味と言えるほど纏まっていないような…。

自分の語彙の少なさがもどかしいです。

 

 

もっと教養があり、感覚が鋭敏な方なら膝を打つコメントをされるのでしょうね。

 

どこかで読める機会があったら幸運なのですが

 

 

 

 

 

ボウモア 12年 黒ダンビーボトル 特級

ラベル情報:

BOWMORE

Aged 12 years

43%

ウイスキー特級

 

香り:優しい火薬。潮気、加水のニュアンス。赤い果実。炒った麦芽モルトのクリーム。少しだけのメンソール。

味わい:暖かくクリーミー。葡萄の葉、麦芽、出涸らしの茶葉。そこに有機的に混ざり合うフルーツと樽香。葡萄やパパイヤ、ブラックベリージャム、オーク香。

優しいのに堪らなく複雑味がある。モルトをベールに色々なテクスチャーが顔を見せてくれる。

好み:★9 94

 

 

雑感:ボウモア黒ダンビーボトル。

超著名な時代のボトル。

故にヤフオク等では見かけることがままありますね。

 

価格面でも、真贋のリスクの面でも自分には手を伸ばすことは出来ませんが…。

 

きっとこのボトルも、この先飲める機会がどれだけあるのかというものでしょう。

次世代の子たちに、飲んだことがあるマウントを取らないように心掛けなければいけません(笑)

 

 

 

ところで。

箱はピュアモルトで、瓶はシングルモルト表記なんですね。

その場で気付けば質問できたのに…

 

もったいないことをしてしました。

 

 

 

 

この飲み比べもしてみました。

 

それぞれ良いです!

1997ボトルのフレッシュさ。

黒ダンビーボトルの落ち着く複雑味。

どちらもとても良い…

 

両方とも堪らないです。

片方を飲むと、もう片方を飲みたくなる罠。マリアージュです(笑)

 

 

ごちそうさまでした。

 

 

 

 

(1997ボトルはこちらに記載しています。よろしければ)

 

 

 

 

 

アバフェルディ ハンドフィル:19年10月17日

ラベル情報:

ABERFELDY

HAND FILLED

VINTAGE 2002 YEARS OF CASK FILL

DATE HAND FILLED 17/10/2019

CASK NO 20019

54.9%

 

香り:小さな麦芽香。クリーム。林檎や芝生も感じる。

味わい:香りに対してしっかりとした味わい。モルトの甘み、樽香、スパイシー。オレンジやハーブ香。少しのベリー。赤い花。甘やかながらドライなフィニッシュ。

好み:★7 77

 

 

雑感:シンプルながら美味しいモルトでした。

香りは大人しいし、

味わいはしっかりしているけど派手ではない。

でも美味しい。

 

独りで落ち着いて飲みたくなる1本ですね。

 

そういった意味でも、ベストコンディションで愉しむことが出来ました。

感謝です。

 

 

 

このボトル、スタンダードボトルと同じ基調のデザインが良いですよね。

自分の棚に並んでいるところを眺めたいです。

絶対満足感高いでしょう。

 

基本的には、そこのウイスキーが好きだから訪問するわけですしね。

 

もし駒ヶ岳でハンドフィルできるなら、やっぱりあのデザインのボトルに詰めたいですもの。