ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンファークラス マリアージュ・オブ・カスクス 2023SS

ラベル情報:

glenfarclas

Marriage of Casks

2023.SPRING/SUMMER

Distilled in 2008

#2106.3rd fill

#2107.3rd fill

#2110.3rd fill

#2111.3rd fill

50.5%

 

香り:乾いた樽香、オークスパイスが鼻をくすぐる。洋梨、瓜系の甘み。微かに焦げた木材。シロップ漬けのさくらんぼ。薄く蜂蜜を塗ったトーストの香り。

味わい:柔らかい甘み、洋梨、熱をいれた青林檎、シロップ、瓜系のフルーツ。その直後にオークスパイスがわっと現れる。白い刺激。砂糖。甘い焦げ感。クセも感じる。モルティな甘み。シロップとスパイスが甘く緩く残る余韻。

好み:★7 73

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

モルト、ウエハース、スパイス掛けして火を通したリンゴのようなアロマ。青リンゴや洋梨の瑞々しい果実味から、余韻にかけて直火焚き蒸留がもたらすリッチな焦がしトフィーのフレーヴァーが続く。オンザロックハイボールで楽しみたい。

 

 

 

 

反芻:“火を通したリンゴのようなアロマ” “青リンゴ” が重なっているようで嬉しいです。アロマとフレーヴァーで分かれているのは見逃して良い範囲でしょう。 (ダメかな)

“直火焚き蒸留がもたらすリッチな焦がしトフィーのフレーヴァー” に驚きました。自分の感じた 甘い焦げ感 は樽に由来するものかと思っていましたので。勉強になります。

 

 

雑感:マリアージュ・オブ・カスクスの第1弾。

グレンファークラスの原酒を愉しむべく、リフィルシェリー樽熟成に特化したボトルとのこと。

情報にある4つの樽は、全て 3rd Fill です。

 

4th, 5th だったら、ホワイトファークラスになれたかも知れないのに…。

いや。ホワイトファークラスは長熟が絶対条件ですから、そう単純ではないですね(汗)

 

熟成期間は不明ですが、蒸留が08年。ボトリングを仮に23年だとすると、14年程度の熟成になります。

 

思いの外 長いですね。

エイジ表記をすれば良かったのに。(そしたら人気が出て、自分には購入できなかったようにも思いますが)

 

 

 

最初のひと口目には、とてもスパイシーだと驚きましたが、

ふた口目以降は、余韻の緩やかな甘みが心に残ります。

 

気が付いたらだいぶ減らしてしまいました。

 

 

やはりファークラスは美味しいです。