ラベル情報:
TEELING
FILL DATE: 07/2005
BOTTLED: 07/2017
CASK TYPE: BRANDY
CASK NO. 16596
58.3%
WHISKY Magazine Selection
香り:蜜飴、洋梨、林檎、プラム。冷たいスパイス。草原。木の香り、微かな葡萄の皮。
味わい:モルティ、蜂蜜の苦み、洋梨。焼き林檎。スパイス、樽由来の苦み。ケミカルな甘さの印象。砂糖、バニラ、パイナップルの明るさ。余韻は腰があり長く甘い。
ピリリとした刺激とねっとりとした甘みが両立している。
好み:★7 73
【オフィシャルのテイスティングコメント】
香りはブランデーカスクらしい品のある白ブドウのアロマを中心にグリーンアップル、メロンといったフルーツ、ウッドスパイス、和三盆糖へと変化して行きます。
口に含むとジューシーなシャインマスカット、完熟アップルのフルーティな甘みに滑らかなトフィーが絡み合い、次第に蜂蜜をかけたビスケット、バニラクリームへと変化して行き、スゥッときれいに切れ上がります。
極めてレアなブランデーカスクならではのブドウ由来の甘みをまとったフルーティなアイリッシュモルトです。
香り:ブランデー、グリーンアップル、メロン、ウッドスパイス、和三盆糖
味:シャインマスカット、完熟アップル、トフィー、蜂蜜、ビスケット、バニラクリーム
※通販サイトより
反芻:記憶にある開封直後はこのコメントの通りだったと思います。開封から時間が経ったせいでしょう、今回はブランデーカスク由来のテクスチャーが馴染んでいて主張が大人しくなっていました。
ただ正直、馴染む前の樽香はアタックが強く、“品のある” とは思えなかった印象です。
雑感:自分は今の方が好きです。
先に上げた グレンフィディック IPA でも触れたのですが、
このボトルも 影響を与えたお酒を飲んだ方が満足できるだろうと感じた1本。
オフィシャルのテイスティングコメントの通り、ブランデーのアピールが強く、それにもかかわらずモルトの粘度のある甘みが伴っていてアンバランスな印象を受けたと記憶しています。
当時の自分の感想は、
ブランデーとしてはもちろん、ウイスキーとしても中途半端。求めているものと違う。
そんな感じ。
そして今回、開封から5年弱。
原酒の甘みがメインとなって、個性的な樽感はそこに複雑味を与える立ち位置に変わり、
ハイプルーフの力強さは残したままトゲがなめらかになり、食感に腰を加えている。
そんな自分好みの美味しいウイスキーになってくれました。
この変化は、3年目あたりから感じてきたようにも思います。
はっきり自分は今の状態の方が好みです。
特に、パイナップルのニュアンス。
そこに気付くと、より楽しく飲めるボトルです。
もう残り少ないですが、大切に味わいたいと思います。