ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ハイコースト 5年 2016 ちゃがたパーク

ラベル情報:

HIGH COAST

IN CASK 2016-03-01 to 2021- 12-06

CASK TYPE SWEDISH OAK

CASK NO 2016-355

RECIPE UNPEATED

61.2%

CHAGATA PARK

 

香り:甘酸っぱい。穀物の甘みがどっしり。オーキーなスパイス。焦げ感も漂う。ニッキ、キャンディ。

味わい:オーキー、白木の香り。穀物の甘み。甘酸っぱさ、樽材の焦げの甘み。スパイスのアクセント。余韻は渋みと確かな清涼感。

好み:★7 71

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:煮詰めたリンゴのカラメル煮、熟した洋梨のジャム。ふくよかなバニラの後に紅茶を想わせる爽やかでリーフィーなアロマ。背後にはシフォンケーキのニュアンスを感じます。

味わい:はじめに押し寄せるコクのあるモルトの旨味。甘いバニラの後に、ビターチョコレートを想わせる心地よい苦味があり、最後はミントのような清涼感も感じます。余韻は非常に長く、ログハウスの中にいるような樽由来の木の香りを、いつまでもお愉しみいただけます。

 

 

反芻:最後の “清涼感” が共通していることに驚きました。合ってた! と。

はじめの “モルトの旨味” も拾えているかな? モルトというよりももっと別の穀物のように感じたのですが誤差の範囲と思います。

 

 

雑感:スウェーデンの蒸留所のスウェーデンカスク

日本ではミズナラがそれにあたるでしょうか?

 

 

スウェーデンカスクというと、自分に浮かぶのはアマハガンのハンドフィルボトルです。

幸いなことに、飲み比べをさせて貰いました。

 

共通していると感じたのは、余韻の爽やかさ、清涼感。

おそらくオーキーなニュアンスに分類されるものと感じましたので、スウェーデンカスクの特徴のひとつと考えて良いかと思います。

 

ちなみに、余韻の感じが似ていたに対して

大きく違ったのは、ファーストからミドルにかけて。

 

こちらのちゃがたパークボトルは、甘酸っぱく感じられました。

2本ブラインドで飲んだとしたら、こちらはシェリーやワインカスクと勘違いしそうとすら。つまり、樽の種類から違うように思えたのです。

 

5年とはいえ、こちらの方が熟成期間は長いでしょうし、

小さなアンカレ樽ですから、より早く熟成が進んでいたことに由来していると考えられます。

もしそれが正解だとしたら、中熟なボトルは赤い果実感のあるモルトへと熟成される可能性も…?

 

 

知識も経験もないので、とんちんかんなことを言っているかも知れません。

 

でも色々夢想するのは面白いです。

 

いつか正解が知れたら良いですね。

 

 

 

(よろしければ)