ラベル情報:
CAOL ILA
FOUR CORNERS of SCOTLAND COLLECTION
AGED 14 YEARS
53%
香り:柑橘系、レモンピール。燻したオレンジの皮、ピーティ。潮気を伴った煙。砂糖。
味わい:オレンジとピート。いぶりがっこ、燻した昆布。海水。メンソールのヒント。乾燥させた牧草、ピーティなモルトの甘みがじっくり留まる余韻。
好み:★7 77
【オフィシャルのテイスティングコメント】
Nose: Mellow in feel, with light prickle. Clean and fresh throughout, with vaguely medicinal notes and the faint smokiness of an extinguished beach-bonfire always there behind them. The first impression is mildly medicinal, as with the aroma of an antiseptic cream. An elusive pastry note lies beneath on a base of freshly laundered linen. The medicinal notes increase in the development, then subside with water, which brings out a note of damp wool, like a freshly washed jumper.
(香り:まろやかで、軽いチクチク感がある。クリーンでフレッシュな香りの奥に、どことなく薬草のような香りと、浜辺の焚き火のような微かなスモーキーさがある。第一印象は、消毒クリームの香りのように穏やかな薬効。洗濯したてのリネンをベースに、とらえどころのないペストリーの香りが漂う。薬品香の拡がりは、加水で落ち着き、洗濯したてのジャンパーのような湿ったウールの香りが現れる)
Palate: A smooth texture and a sweet start; clean, noticeably smoky and leaving a trail as clear as a lit gunpowder fuse. A shake of salt adds balance. The taste becomes sweeter with a splash of water, no more, when there is also light acidity and more salt. Surprisingly mild, compared to the taste at natural strength. And delicious.
(味わい:滑らかな舌触りと甘みでスタート。クリーンで、はっきりとしたスモーキーさがあり、火薬の導火線のようにはっきりとした跡を残す。塩を振ってバランスを整えるよう。微加水すると味わいは甘くなる。軽い酸味と塩味も感じられるようになれば最高。ストレートのそれと比べると、驚くほどマイルドに。そして美味しい)
Finish: Long and pleasantly hot, while a last lightly charred, spicy note lingers in the aftertaste. With water, the heat subsides, and the spiciness lingers.
(フィニッシュ:長く心地よい辛さが続き、最後に軽く焦がしたスパイシーさが後味に残る。水を加えると、熱さは和らぎ、スパイシーさが残る)
with smoky notes and sweet sea aromas
(スモーキーな香りと甘い海の味わい)
※ラベルより
反芻:翻訳にやや自信なしです(と言っても、deepl先生におんぶにだっこなのですが)。スモーキーでソルティが大意なのかな。
ラベルの、シンプルにその通り!となるコメントも好きです。口頭で感想を述べる際には、このくらい端的に伝えたいものですね。怖くなってつい色々足してしまいますが
雑感:4コーナーズでは一番好き。
流石のカリラというべきか、外れません。
スモーキーなテクスチャーと、それだけではない味わい。
そこから来る安定感。
好きな蒸留所で名前が挙がることは少ない印象がありますが、あまりに当たり前の存在となっているからでしょうか。
先ほど、久しぶりにスタンダードボトル 12年を飲みました。
やはり美味しいです。
優しく甘くスモーキー。
好。
カリラは色々なところで出逢うことがありますから、
基軸を自分の中に持っておきたい蒸留所のひとつですね。