ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ワイルドターキー 8年 90年代中盤流通

ラベル情報:

WILD TURKEY

8 YEARS OLD

101 PROOF

Austin Nichols

 

香り:なめらかな甘さ、ベリー、赤いメロン。蜜蝋。シロップ。ハッカ。

味わい:メンソールや蝋燭、シロップ。ミント。それら全てが上品に整っている。少しのデーツ。甘いスパイス、新樽のイメージはあるが、なめらか。メロンの皮近く。フィニッシュには蜜柑を感じさせられる。

甘やかにドライ。上等な旨みがある。

好み:★7 77

 

 

雑感:アメリカンなのに? 気品を感じる。

というと失礼ですかね。

ですが、自分の中にあるバーボンのイメージとは大きく異なりました。

柔らかいような。。

 

 

バーボンでオールドボトルと現行ボトルで一番異なっているのは、樽の材料となった樹木の年齢だそうです。

 

長く生きた樹木の方が、厚みのあるテクスチャーを加えてくれるのは間違いなく。

これはもう未来においても取り戻せないであろう絶対の差。

 

少し寂しいですね。

 

 

 

21年頃流通の8年との比較。

 

近年ボトルは軽やかなスパイスをライトに楽しむ印象。

これはこれで良いです。

 

ただ、比べるとどうしても平べったく感じてしまうのも正直なところ。瓶熟もありますから仕方ないのですが

 

 

 

比べて読むと面白い。

 

ターキーがそっぽを向いてしまったのはいつ頃からなのか という話になり、

名酒辞典に活躍して貰いました。

 

パワプロダビスタの攻略本とかもですが、古い本を残しておくと面白いですよね。

古いということに価値がある 。