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KIRIN-SEAGRAM
ウイスキー特級
香り:フレッシュな林檎、青林檎、洋梨。ミント。豆殻。粉っぽさも。
味わい:オールドモルトの甘い苦み。ブラウンシュガー、茶色い甘み。麦芽を感じる。その直後にミント、爽やかな香りがふわんと。カラメル、豆菓子、べたりとした甘みとほろ苦さ、自分の知るオールドブレンデッドらしい余韻。
好み:★8 83
雑感:オールドブレンデッドも面白いですねぇ
現代のブレンデッドとは一線を画す味わいがありました。
原材料と、時間の魔法なのでしょうね。
正直な話、
全部が全部現代のボトルを超えているとはいえなかったのがまた良い経験になりました。
そうは言いながらも気になったのですが、
現代のラインナップに、ストレートで愉しめるブレンデッドウイスキーはどのくらいあるのでしょうか?
パッと思いつくのは響ですが…
シングルモルトは、00年代蒸留のボトルに当たりが多い印象があり、10年代にも期待できそうです。
当然、ブレンデッドに使用される原酒の質も向上しているとは考えられるのですが、劇的な向上があるとしたらシングルモルトブームが去ってからでしょう。
さらにそのボトルを瓶熟にかけるなら…、自分が生きている間には難しそうです。
先達の方々は、どの辺りでブレンデッドウイスキーに変化を感じたのでしょうか?
原酒が枯渇してきたといわれるこの10数年?
もしそうだったとしたら、
少し前のボトルを購入して長く置いておけば、老後の愉しみになりそうな気もします。今がラストチャンスかも知れません。