ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ハンドレッドパイパーズ(100パイパーズ) 80年代流通?

ラベル情報:

Seagram's 100 PIPERS

DE LUXE SCOTCH WHISKY

43%

特級

 

香り:カラメル香、コクのあるオールドシェリー樽の艶気。メンソール。微かな黒土、根菜。焼き林檎。

味わい:べっこう飴、焼き林檎、ドライアプリコット、酸味豊かな甘み。炒った麦芽。焦げたホットケーキ。メープルシロップ。コクのあるモルティ、根菜。ピートの苦み。蜜糖とブラックベリー。余韻は長い。

オールドブレンデッドに期待するものに応えてくれる、まろやかで心地よい口当たり。

好み:★8 85

 

 

雑感:「現代にマッチした香り豊かなライトタイプのウイスキー

2014年当時の開発ポリシーだったそうです。※ブレンデッドウイスキー大全より

 

今回のボトルに自分が受けた印象は、

穀物ちっくにコクがあり、甘酸っぱく、まろやか。陶酔感すらある。

全くの逆でした。

 

 

素人意見ですが、この方向転換は

30年強の年月で原材料が変わってしまったことに由来すると推察します。

この味わいを自ら手放して、ライトタイプに進むとは思えなくて…

 

もちろん、瓶熟を経て練られた影響はとても大きいものとは思いますが。

 

 

 

ふと。

「香り豊かなライトタイプのウイスキー」ってどんなものでしょう?

先日記事に上げました J&B がその極致??

 

ただアレは、複数種のボトルを抱えたいものとはまた違う傾向と感じたのですが…

掲げて目指すものなのかなぁ

 

 

あのタイプのボトルももっと飲んで、良さを知らないといけないですね。