ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

メアリーパーク(グレンファークラス) 31年 1978 エイコーン ザ・モルト・トリビューン

ラベル情報:

MARYPARK

Aged 31 Yeras

Distillery in 1978

2009

54.0%

The Malt Tribune

Exclusively for ACORN

 

香り:甘やかな香り、陶酔させられるような香り。上質な蜜っぽさ、白い甘み、メロンの皮近く。シロップ。ライム水。乾いた籾殻の印象も。

上品な甘やかさが魅力的。個々のテクスチャーは強くないのにトータルで心地よい。

味わい:フルーティなモルトの甘み。黄色いフルーツ、白粉。生クリーム。瓜系の甘み。スパイスが咥内を甘く刺激する。

素晴らしく纏まっている。品質の高さを感じさせるモルト

好み:★8 86

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香りは熟したオレンジ、イチゴ。シナモン、バタースコッチ。

味は蜂蜜入りの濃い紅茶の甘味と渋味、オレンジピール。後味は甘味の後にジンジャーのようにドライ。

 

※通販サイトより

 

反芻:イメージは合っていると感じました。フルーツと穀物の甘みが高いレベルで両立している印象。

“濃い紅茶の甘味と渋味” という表現は、最上級の誉め言葉に属すると感じるのですが、自分だけでしょうか?

 

 

雑感:ここが凄い!と興奮するのではなく、その完成度にまどろむようなモルト

きっと良いことがあった夜に飲みたくなるモルト

 

1本抱えたいです。

 

 

 

手元にあるファークラスでちょうど同じ熟成年齢のサロンドシマジのPBを飲みながら、

記憶の中で飲み比べをしてみました。

 

違うのは樽感の印象。本当に全く違って面白いです。

今回のメアリーパークは、ゆるやかに優しい。典雅といっても大げさではないよう。

サロンドシマジの方は、とても主張が強い。フルーツや焦げ感、全てに「いるぞ!」という主張が聞こえてくるようです。

 

これはきっと、選定者の好みに依るところなのでしょうね。

 

 

もっと色々なファークラスを飲みたいです。

体験したい。