ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ベンネヴィス 15年 1966 ウイスキーミュウ

ラベル情報:

BEN NEVIS

AGED 15 YEARS

Distilled 1966

Bottled 1981

40%

WHISKY MEW

 

香り:林檎の芯、煮詰めた林檎。べっこう飴。落ち着いた木香、厚みのある木香。微かな酸味、水飴。ビターな香り。キャラメル。

ゆっくりビターな香り。落ち着いた甘み。

味わい:カラメル、ガムシロ。カルヴァドスの林檎感。焦げた籾殻、木香。甘い焦げ感、コーヒー豆、マカデミアナッツ。甘栗コーヒークリームな余韻。

柔らかく、でも厚みを感じる口当たり。ビターに甘いクリームが印象的。

好み:★8 87

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

アロマ:マスカットの皮、グレープフルーツのうち皮のわた。青い草のニュアンス。わずかに、エンジンオイル。

フレーバー:ワクシーでオイリー。シナモンのスパイシーさ。ドライマンゴーと、グレープフルーツの外皮。インパクトはあるが、やや短いフィニッシュ。

総合評価:加水タイプなのは、残念だが、60年代のベンネヴィスのハウススタイルを知ることができる。

 

 

反芻:全然違う(大汗)。美味しかった分だけ、オフィシャルのコメントとのズレが気になりますね。自分にはビターなテイストが印象的だったのですが。“グレープフルーツ” がそれにあたるでしょうか?

“グレープフルーツのうち皮のわた” と “グレープフルーツの外皮” の使い分けが好きです。

 

 

雑感:スペックからするとお値打ち価格。

1966年蒸留、1981年ボトリング。

何もかもが遠いモルトです。

 

今時分にこのスペックで7万円台って逆に警戒しちゃいますよね?笑

40%だし抜け切ってるのでは…とか。コメントにも “加水なのが残念” と書かれてますし

 

ですが実際飲んでみると、気の抜けたところがほとんどない!

古酒っぽいなめらかさも活きていて。

とても美味しい。

驚きました。

 

 

いや。不思議な価格設定のボトルです。