ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

インチガワー 23年 1998 マッシュタン18周年記念

ラベル情報:

Inchgower

23yo

Distilled 1998

Bottled 2022

Cask Type: Bourbon Barrel

Cask Number: 9997

51.1%

CLUB QING

“Scarred Souls Shine Like Stars”

18th Anniversary of THE MASH TUN

 

香り:林檎のコンポートとカスタードクリーム。小麦のよう。穀物の甘み。ミント、蜂蜜がけのシリアル。

仄かな爽やかさを伴うクリーミーな香り。

味わい:焦げ感。焼き林檎の皮、炒った豆殻、ミント。モルトのクリーム。乾いた煙草。オークスパイス、シナモン、クローブ。パイ生地のイメージ。余韻は甘くスパイシー。

クリーミーに甘い、刺激的にスパイシー。

好み:★8 82

 

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

美しいゴールドカラーで、白桃やプラムを思わせるフルーティーな香り、奥の方にカスタードやバニラ、蜂蜜も感じられる。しばらくするとややワクシーな感じも出てくる。

口当たりは滑らかで優しい。缶詰の白桃、ほのかにキィウィフルーツのジャム、クローテッドクリームなどを思わせる優しい甘さ。

白桃と蜂蜜の優しくて長いフィニッシュ。

少量の加水で、桃の香りは強まるが、味はドライに変化し、ややウッディに。

1:1まで加水すると華やかにはなるが、やや石鹸っぽくも感じるし、味もかなり薄くなる。ストレートでも十分優しいタッチなので、そのままゆっくりと楽しんでいただきたい1本です。

 

※通販サイトより

 

反芻:気になったのは、フィニッシュの辺り。自分が感じた スパイス のニュアンスが挙げられていないのですね。印象的だったのですが

全体的にも味わいの項は雰囲気が違います。香りについては、“カスタードクリーム” が重なっていて嬉しいところです。

 

 

雑感:カスタードクリーム自体は時折みられるコメントですが、

これほど香りに顕著なモルトも珍しいのではないでしょうか。

 

いくつかの通販サイトで、載っているコメントを調べてみたのですが

20年超のボトルから見られるニュアンスのようです。

 

同じような変化をするモルトで思い出すのは、クライゲラヒ。

あちらも20年あたりで大きく変化するイメージがあります。

 

買えるうちに1本手元に抱えておくのも良いかもしれません。(ゲラヒも20年超のボトルを見かけなくなって久しいですし)

 

 

どこかでもう1本、別のボトルを飲んで確信が出来たら、ポチってみようと思います。(決断の先延ばしとも言う)