ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

VAT69 ヴァット69 70年代流通

ラベル情報:

VAT69

FINEST SCOTCH WHISKY

43度

DUTY FREE

 

香り:オールディなカラメル香、モルティ、籾殻。軽いピート香。そしてサイダーのような爽やかさ、マスカットの皮。

おそらく内陸系のピート、籾殻の香りが魅力的。

味わい:モルティな甘み、籾殻や黒土のようなピート香。古典的なオークスパイス、少しのジンジャー。ミント水。じっくりモルトの甘みが浮かび、長く続く。

大きく丸っこいモルトの甘み、心地よいオールドピート、全体的になめらかで口当たりも良い。

好み:★8 85

 

 

雑感:古いものだから良いものではないよね、という話。

このボトルが、自分が VAT69 を手元に抱えたくなったきっかけの1本。

 

やはり美味しいです。

ボトルの状態が素晴らしいと頷けます。

 

以前に記事を上げました、手持ちの50年代?のボトルよりも整っている印象。

正直、ハッキリとこちらの方が美味しい。

 

改めて飲んだ向こうのボトルも充分に美味しいのですが、

少し弱さも感じてしまうところはあり。

 

当然、保存状態もありますが

年代によるクオリティもあるのだろうなと想像します。

 

 

シングルモルトはピンポイントのビンテージ。

ブレンデッドは年代とそのボトルのデザイン。

それらを頭に入れておくことが、より良いボトルとの出逢いに繋がりますね。

 

当り前のことですが、改めて実感しました。

 

 

 

 

(こちらのボトルも充分に美味しいです。よろしければ)