ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

三郎丸 Ⅱ 70周年記念 スパニッシュオーク

ラベル情報:

三郎丸 Ⅱ

Distilled 2019

Bottled 2023

New Spanish Oak Butt

Cask #190132

酵母:エール酵母ウイスキー酵母

麦芽:ヘビリーピーテッド 50PPM

マッシュタン:三宅製作所製

ポットスチル:ZEMON

59%

70th Anniversary

 

香り:甘く爽やか、酸味を感じる。軽やかにオーキー、ニス塗りの新品家具。梅干しの種。葡萄のパートドフリュイ、砂糖。底の方に籾殻、甘栗、煙草。スモーキーにクリーミー

爽やかに甘い。陽の光を反射する綺麗な家具のイメージが浮かんできた。

味わい:オーキーに甘い、酸味、蜜飴、心地よい渋み。生木の枝を折ったあの香り。厚くピーティ、麦芽を噛みしめたよう。潮気、薬品香。飲み干した咥内には葡萄やオレンジゼストが仄かに。

好み:★7 74

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

パワフルでスモーキーなモルトの風味に、変なゴムっぽさのない濃厚エキス。

シロップ漬けチェリーやベリー等の甘さ、カカオチョコ、若干出汁感。微かに香木を伴うウッディネスとピーティーな余韻。

 

※オフィシャルアカウントが参考してと言っているので、オフィシャルのコメントと同義と判断しました。

https://twitter.com/SaburomaruD/status/1632203799581556737?s=20

 

反芻:合っていないですね。

自分のコメントもひとつひとつを見返すと、なるほどシェリー樽熟成のように読めると感じましたが、その発想が浮かんで来ませんでした。スパニッシュオークの新樽という情報に囚われていたのかも知れないです。

 

 

雑感:70周年記念ボトル。

1952年のウイスキー事業操業開始から70年。今年は71年目。

 

戦後、日本酒を作るお米がなく代替として大麦からウイスキーを作り出したことから始まった事業が、70年経って世界中から愛されるようになるとは。

素晴らしいです。

 

繋げてきた歴史と、

近年の意欲と技術の急上昇。

 

その成果のひとつ、でも途中経過のひとつ。

きっとそんなボトル。

 

 

味わえて良かったです。

ありがとうございました。

 

この先も楽しみにしています。

 

 

 

 

(ノーマルの方も よろしければ)