ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

三郎丸 Ⅱ ハイプリーステス 3年 2019

ラベル情報:

三郎丸

SABUROMARU Ⅱ THE HIGH PRIESTESS

Heavry Peated

Distilled 2019

Bottled 2022

酵母:エール酵母ウイスキー酵母

麦芽:ヘビリーピーテッド 50PPM

マッシュタン:三宅製作所製

ポットスチル:ZEMON

48%

 

香り:柔らかいヨード香、海藻と煙、潮風、甘い香り。フルーツケーキ。モルティ。葡萄やクランベリー。最後まで残るのは煙。

味わい:ソルティ&ヨーディ。波飛沫、磯の黒岩。金属片。小さな葡萄、マスカット。ピーティな麦芽ホットケーキミックス

途中までは低く暗く、後半からふわっと高く明るく味わいが変化した。

好み:★7 73

 

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

香り:上品で穏やかな香り立ち、炭と少しのタールを伴うピート、オレンジオイル、アプリコット、削り節、樽のウッディさ、さわやかなミント。

味:穏やかさと優しさを伴うミディアムボディ、柔らかい質感、炭を伴うピート、オレンジオイル、アプリコット麦芽の甘み、バニラを伴う繊細な樽のウッディさ。炭を伴うピートと麦芽の甘みが穏やかに続く。

総評:ZEMON(ゼモン)蒸留により酒質が洗練され、若い熟成年数のヘヴィリーピーテッドでありながらも、優美さを併せ持つ1本。

 

 

反芻:惜しい感はあります。ラストの “炭を伴うピートと麦芽の甘みが穏やかに続く” は正に合致していて嬉しいです。ですが、潮気のテクスチャーには触れられていないのですよね。あったと思うのですけど。

 

 

雑感:キーワードは創造、純粋無垢、真理、神秘。

ZEMONが稼働を開始した2019年に蒸留されたモルトのファーストリリース。

真のスタートに相応しいキーワードです。

 

毎度ながら、よく状況に合うカードがありましたね。感心します。(タロットカードってそういうものなのかな?)

 

 

 

あまりに今更な感想なのですが、

ZEMON前後を飲み比べできる今の状況、未来から見るとたまらない機会に恵まれていますよね。

 

マジシャンとハイプリーステス、飲み比べられる機会がありましたらチャレンジしてみたいものです。

直ぐには無理でも、いつか機会に恵まれそうな気もしています。イベントも続々再開してますしね

 

 

 

 

追記(23/04/16):

もちろんこちらも。

 

香り:落ち着いたピートの甘み、籠った焦げ草の中に林檎やマスカットも感じる。水飴、軽やかな樽の甘み。

大人しく小さなフルーティ。

味わい:柔らかく咥内に拡がる麦芽の旨み。林檎、葡萄、フルーツティー。火薬。煙草。海風、ジンジャーシロップ。ピートの甘みが心地よい。

麦由来のフルーティ、麦のお酒と実感できる味わい。

好み:★7 78

 

 

反芻:カスクストレングスと同じく、こちらも前回の自分から大きな違いはないように感じられます。(良いのか悪いのか…)

 

 

雑感:次回にはもうないかも?

飲めて良かったです。

入れ替わりのタイミングは把握していないのですが、次のⅢが出たら飲めなくなってしまいますよね。

 

それまでに行けるかな。

 

 

上でも言っているのですが、0からⅠ・Ⅱ(そしてⅢ)を飲み比べもしたいです。

今年はどこかのイベントに参加します。久しぶり