ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ピンチ ヘイグ&ヘイグ 70年代流通?

ラベル情報:

Pinch Haig & Haig

Old Blended Scotch Whisky

86° PROOF ※43%

 

香り:カラメル、蜜糖、焦がした砂糖。モルティ、ミント、三ツ矢サイダー。炒った豆殻。薬草香。

全体的に甘く、爽やかなヒントを含む香り。

味わい:黒糖、カラメル。樹液。焦げた麦芽香。ミント。穀物の甘み。グレーンらしいなめらかさ。スパイス(ウスターソースのよう)。キャンディちっく。落雁。ほろっとした苦み。酸味、熱をいれたベリーの印象。仄かな煙。咥内にべたりと残る印象。

香りと同じ構成。始まりは重く、途中から軽やかさが現れる(でも余韻はべたり)。黒糖や和三盆、個性の違う複数の砂糖を思わせる味わい。

好み:★7 70

 

 

雑感:注ぎやすいかな?この形状

今回改めてピンチ(ディンプル)について調べていたら、この形状は注ぎやすくて好評だという説明を見かけました。

 

でも、持ちにくいですよね。2角を持つには手の大きさが要るし、1角で持つには握力が要る。女性には大変じゃないかなぁ

なにより、注ぐとキレが悪くやたら零れます。もったいない!

 

ただ、

これとは逆に注ぎにくいボトルの代表としてよく挙げられるフロムザバレル。アレ、私は注ぐのに苦労したことがないです。

私がズレている可能性も大…。

 

 

 

加水にも崩れず、伸びてくれます。

少しの加水なら、スモーキーさが膨らんで

濃いめの水割りくらいだと、甘やかさとスパイスが前面に。

面白いです。

 

色々試していたらほろほろ酔いました。

吐く息に漂うのは、オールドブレンデッドウイスキーに共通するピート香。

 

当たりのボトルでした。

 

 

 

ピンチは米国向けのブランド名。

ディンプルは欧州向けのブランド名。現在はディンプルに統一されている。

ヘイグはまた別。

 

むずかしい。。

覚えるものではなく、自然と頭に入るものなのでしょうね。