ラベル情報:
Suntory SPECIAL Reserve WHISKY
43%
原材料:モルト、グレーン
香り:冷たいアルコール感。金属片。硫黄。シェービングクリーム、モルト香。
味わい:仄かに苦く優しい甘さが拡がる。枯草、煙草、イ草。黒く湿った煙。生クリーム、モルティ。ミント、シロップ、グレーンのべたっとした甘さ。メンソール。どこか理科室を感じる。
好み:★6 67
雑感:「国産品と呼ばずに、国際品と呼んでください」
発売された1970年当時のキャッチフレーズですが、上手ですね。
時代の空気すら伝わってくるようです。
時代は飛んで、サントリーはCMも良かった。
特にハイカラ!
アレを見たら、唐揚げ食べたくなりますもの。そしてハイボールをグイっと
良いCMでした。
美味しんぼ世代には嫌われている印象が強いですが、
自分は好きです。サントリー
飲む機会は少ないですが(爆)
そこでCMに敬意を表してハイボールを試してみました。(角じゃないですけども)
感じたのは、やはり食中酒向けの構成だというところ。
薄く甘くてスルスル飲める辺りが丁度良いバランスで、
濃くしたら崩れる印象。
ジョニ赤でも感じたことですが、とてもバランスが難しいですね。ハイボール
食中酒としてではなく、それに向き合おうとすると少しの分量の違いでバランスが崩れるのが分かります。
バーで何気なく味わっている1杯に感謝したくなりました。
結論、
単品で愉むためのボトルではないと思います。
それは良し悪しの話ではなく、きっと求められた個性の話。
現行品は、ジャパニーズウイスキーのカテゴリーに入っています。
定義が設定されたあの年、リザーブやローヤル、オールドまでもがそこに含まれていて驚いた人は多かったのではないでしょうか。
私も、味がどうこうよりも、価格面で当然バルクを含んでいるものと考えていました。
このボトルは、ラベルの説明が “VATTED AT OUR OWN DISTILLERIES” となっていますが、
70年代は “YAMAZAKI DISTILLERY” と記載されていたそうです。
こちちらは白州の有無の話。