ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

日の丸ウイスキー 2023セレブレーション

ラベル情報:

HINOMARU WHISKY

2023 CELEBRATION

Yasato Distillery

48%  96PROOF

 

香り:乾いたスパイシー、白胡椒。薄いオレンジ。生クリーム。

味わい:薄くオレンジ、焦げ感。刺激的ではない溶剤感、若さを感じる。

好み:★6 61

 

 

雑感:市場にある所謂普通に美味しいウイスキーのよう

と感じました。

ウイスキーラバーではなく、普通にウイスキーも好きという人がイメージするウイスキーというか…。

 

カクテル向けといったら失礼でしょうか。(失礼じゃないですよね?)

 

 

 

産地は茨城、八郷蒸留所。フクロウラベルでおなじみ常陸野ネストビールを醸造する木内酒造が運営。

独自路線を歩む蒸留所です。

モルトはもちろん、グレーンも取り扱っています。

グレーンには米ぬかを添加したり、蕎麦を使用する計画もあるとか。

また、自社で大麦を育て、精麦工場の稼働を開始し、そして酵母の育成までも独自の育成を行う準備を進めているそうです。

 

独自路線を強く進む八郷蒸留所(木内酒造)ですが、

興味深いのは、個性が強すぎるテイストは求めていないこと。(これは常陸野ネストビールの方向とも共通)

 

つまり、このボトルの味わいも、狙ったものと推察できるのです。

 

 

正直、このボトルに関しては、ウイスキーラバーにウケるものではないと思います。

ド直球で言うなら、シングルモルトらしくないと感じたので。

 

もちろん、自分のテイスティングの未熟さは大きいと思います。ただそれでも、個性が拾いにくかった。。

 

 

この方向でいくなら、ライバルは大手メーカーのラインナップ。

よっぽど品質が高くないと難しいのではないかと余計な心配をしてしまいますが、

クラフトビールのような成功を得るのか、見守ってみたいと思います。

 

 

 

 

どうでも良いことなのですが、

今回はカテゴリーを『八郷』ではなく『日の丸』にしてみました。

ハイボール缶までも 『日の丸ウイスキー』 として販売されているようでしたので。

 

駒ヶ岳』も悩んでいるところなのですよね。『信州』の方が相応しい気もするのですが…

 

 

自分向け、備忘録の整理整頓として始めたブログですが、

他人に伝わるか否かも大切だと意識するとまた難しいものですね。