ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

日の丸ウイスキー ブレンデッドニューボーン2022

ラベル情報:

HINOMARU WHISKY

Blended New Born 2022

Yasato Distillery and Nukada Distillery

48%

木内酒造

 

香り:オレンジリキュール、砂糖。仄かな生クリーム。

味わい:薄いオレンジの皮、シトラス系。スパイシー。少しの焦げ感。

好み:★6 60

 

 

雑感:自分で言うのもなんですけど、

所謂テイスティングコメントに提示されがちなものが並んでいますね。

ある程度は整っていると言いますか。

これは前回の記事でも触れた通り、狙ったテイストだと思われます。

 

 

こちらのボトルは、ニューボーンのモルトとグレーンをブレンドした商品。(ニューポットの時点でブレンドして、短期間樽熟した可能性もあります)

 

ただ、凄く個人的な感想なのですが、

ブレンデッドのニューボーンってなにを愉しめば良いのでしょうか?(これは厚岸のニューボーン 4th でも感じたことなのですが)

 

ニューポットやニューボーン飲むのは、美味しいからではなく、そこから感じる個性を拾って夢想するのが愉しいからですよね。

 

つまり、整っていたとしても、そこに意味はあるのかな?と感じてしまって。

なんのために? どこを目指した商品?? このニューボーンから見える未来は???

自分にはこのボトルの意図が伝わってこなくて。

 

 

現在のものでブレンドしたらはこんな感じですよ というお遊び的な立ち位置の商品だったとしたら、私の見当違いな感想です。

将来販売する予定のブレンデッドウイスキーがこの工法で作られるなら、全く話は変わってきます。

そしてなにより、もっと分かりやすく個性的だったり、美味しかったりしてくれたら、また違うのですが、、、

 

今の自分には楽しみ方の分からないボトルでした。

 

整っているのは確かなのですけどね。