ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ブレンデッドウイスキー山桜 黒ラベル 10年代後半流通

ラベル情報:

YAMAZAKURA

FINE BLENDED WHISKY

40%

笹の川酒造

 

香り:溶剤、接着剤。砂糖、ケミカルに甘い。焦げた木材。加水のニュアンス。

加水されたニューポッティ、単調な甘い香り。

味わい:麦芽、焦げた木材、微かにスモーキー。オレンジピールシトラス系、それらが加水され混ざり合っている。ミント、溶剤感。ケミカルな甘み。ハーブよう。小さく尖ったスパイス。えぐみ。甘やかな余韻は長い。

まろやかな甘みと小さなスパイス。若さは感じるところはあるが、纏まっている印象。

好み:★6 65

 

 

雑感:このボトルの購入は2018年あたり。

現行品とは “FINE BLENDED WHISKY” と山桜のマークの位置が左右逆転。

ニューポットやニューボーンを購入した頃だったと記憶しています。

ややあやふやです。すみません。

 

 

 

今回久々に飲みました。

 

正直、香りの弱さ不安になってしまいましたが、口にすると普通に美味しくて。

ほっとしました(笑)

 

間違いなく、開封直後より美味しくなっていると思います。

経年を得てこなれてくれたのでしょう。

 

もちろん、

ハーブやスパイスのアクションの粗さ、溶剤感を感じないとは言いませんが、充分整っている印象です。

 

 

でも、このボトルの本領はハイボール

キンキンに冷やして飲むと、甘やかでスルスル飲めます。

 

こちらの方が素直に美味しいです。

 

 

 

国内のクラフト蒸留所は、新しいほど美味しいのが魅力だと思っています。

最初期のボトルはその時を表す価値はあれど、呑み愉しむなら新しいボトル。

技術が向上した現行のボトル。

 

 

この黒ラベルも、現在流通しているボトルは きっともっと美味しいハズ。

 

どこかで味わってみたいものです。