ラベル情報:
BLENDED WHISKY
40%
原材料 モルト、グレーン ※裏ラベルより
余市蒸留所限定
香り:熟した林檎、アップルパイ。オレンジやアプリコットのドライフルーツ。シナモン。バニラ。濡れた甘い煙。蜜蝋。
味わい:柔らかく甘い。バニラ、ぼけた林檎。白胡椒、スパイス。枯れた草、焦げ感。砂糖菓子。薄めた蜂蜜やシロップ。
好み:★6 63
【オフィシャルのテイスティングコメント】
甘く香ばしい香りとピートのコクが楽しめる、余市蒸留所限定のブレンデッドウイスキー。
モルトの甘く香ばしい香り、スモーキーな薫香。
コク深く厚みのある味わいと、グレーンの甘さが調和。
ピートのコク、甘くビターな余韻が続きます。
※裏ラベルより
反芻:“甘さ” と “ピート” が特徴でしょうか。大まかには合っていると思います。
ただ、“コク” の感じはあるかなぁ。 自分はスムースに感じたのですが。。ピート由来のニュアンスはしっかりとあります。
雑感:優しいボトルが表現したいもの。
ネガティブな要素のない、低い度数もあって飲みやすいウイスキーです。
優しいブレンデッド。
逆に言うと、飲み慣れたウイスキーラバーが求めるものはこの中にはなさそう。
ハイプルーフのシングルモルトのガツンとしたインパクトもないですし、オールドブレンデッドの妖艶さもありません。
ですが、このボトルは初めからそこを目指していなくて。
ウイスキーを飲みやすくかつ贅沢に感じられる、そんな時間をイメージして作られている。
そんな風に感じました。
もちろん、自分のような沼に片足を突っ込んでいる層にも響くボトルだと思います。
グレーンのなめらかな甘さをスモーキーなモルトが支えていて、バランスが良く。
素直に美味しいです。
思い浮かんだので
ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ と飲み比べを。
甘みのニュアンスはよく似ています。薄めた蜂蜜、シロップのよう。
ナイトクルーズはスモーキー。ピートのエッセンスが心地良いです。とても好き。
蒸留所限定の方はピートを優しくして甘みがなめらか。林檎のイメージ。
個性の違いもあり、どちらも美味しいです。
流石はニッカのブレンド技術というところでしょうか。