ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ブナハーブン 5年 2013 ケイデンヘッド

ラベル情報:

BUNNAHABHAIM

AGED 5 YEARS

Distilled 2013

Bottled 2019

Cask: 1 x Bourbon Barrel

58.3%

SINGLE CASK

CADENHEAD

 

香り:スモーキー、ミーティ、海辺のバーベキュー。甘い潮気。塩素。ナッツ。レモン。グレープフルーツも薄く。

味わい:コクがある。正面を見据えてくるような樽香。焦げ感が大きく。出汁感。樽由来の渋み、スパイス、白胡椒。遠くに火薬。余韻の最後には生クリーム、レモンバームも感じる。

好み:★8 83

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香りは潮風、海藻にいぶりがっこのようなスモークが麦わら、レモンゼストと混ざり合います。

口に含むと、塩気とともに海風を含んだ力強いピートスモークが広がり、次第に麦の優しい甘みへ移り変わります。

フィニッシュは煤や燃えさしのようなスモークが長く続き、アクセントとしてホワイトペッパーが現れます。

ヤングアイラらしいピート香と麦の甘みがしっかりと味わえる1本です。

 

※通販サイトより

 

反芻:白胡椒 と “ホワイトペーパー”が重なっていて嬉しいです。また、味わいの後半にある “麦の優しい甘み” は自分が感じた 生クリーム なのではないかなと思います。

“スモーク” “塩気” “レモン” と挙げられていますし、大よそ及第点ではないでしょうか。

 

 

雑感:5年ものの金ケイデン。

スペックだけで惹かれます。

 

味わってみると、流石のラベル。

樽の強さとアイラピートの旨味のバランスが良くて、厚みがある印象。

 

タリスカーの7年等、短熟で美味しいボトルにはいくつか出会ったことはありますが、

それらの若さが良い感じに働く美味さとは、また違う印象でした。

今が熟成のピークとすら…

 

興味深いです。

暖かい場所に樽を保管していたのでしょうか…?

 

 

 

 

短熟で美味しいってとても魅力的です。

 

飲む前から予測することなど自分には出来ませんが、購入したボトルが偶然にそうだったらガッツポーズですねw

 

 

 

 

追記(23/06/02):

 

まだ待っていてくれました!

 

香り:スモーキー、レモングラス、グレープフルーツの白皮、ミーティ。煤、柑橘系。ソルティ。水飴、ケミカルな甘み。

ピートとレモン系の刺激が鼻をくすぐる。慣れるととても甘やか。

味わい:レモンバーム、オイリーかつミーティ。胡椒、ステーキスパイス。水飴、シトラス、コクのある甘み。焦げ感。仄かなモルトのクリーム、レモングラスな余韻。

レモンをかけた肉感、スモーキーでスパイシー、個性的だけど嫌なところの少ない味わい。

好み:★7 78

 

反芻:丁度いい感じに過去の自分とオフィシャルのコメントの中間にいるようで笑ってしまいました。特に “生クリーム” と “麦の優しい甘み” が 仄かなモルトのクリーム になっているあたり。記憶の端っこに残っていたのでしょうか、自覚はなかったのですが。

 

 

雑感:改めて驚かされました。

熟成5年なのですよね。

鋭敏な人なら、ブラインドで年数当てられるものなのかなぁ

 

長熟のようとは言わないのですが、

短熟感はなく、

満ちた感じがあります。

 

 

樽の環境が気になります。

シスターカスクはどのような熟成になっていたのでしょうか。

 

 

2013ビンテージは、今年10年目を迎えます。

記憶に留めておきたいです。