ラベル情報:
BLUE HANGER
11th LIMITED RELEASE
Blended Malt Scotch Whisky
BOTTLED 2014
45.6%
BERRY BROS. & RUDD
香り:ナッツとワックス。洋梨、甘栗。柔らかくスモーキー。芝生や若木のイメージ。
味わい:モルトの甘みが豊か、もわんと咥内に拡がる。スモーキーでワクシー。そこからスパイスのアクセント、黒胡椒やクローブ。仄かにフルーティ、洋梨や青林檎。ナッツ。ピリピリとしたスパイシーさが舌に残る。
好み:★7 71
【オフィシャルのテイスティングコメント】
香りはオレンジピールなどのシトラス、ドライマンゴー、バニラ、キャラメルでコーティングしたナッツをピートスモークが包みます。
味は複雑でバランスが取れており、オレンジチョコ、イエローアップル、麦芽、ココア、オレンジピールから、クリーミーで少しスパイシーなフィニッシュへとつながります。
※通販サイトより
反芻:フルーツのコメント部分は拾えていませんが、“麦芽”や “ピートスモーク” の辺り、そして “少しスパイシーなフィニッシュへ” とそれ以外の要素は拾えているので満足してます。
フルーツの部分は、大げさに語られることもあるだろうと(失礼)
雑感:普通に美味しいのにあまり話題に挙がらない銘柄と思うのです。
自分だけでしょうか? アンテナが低いだけかな。
いやでも、先ほど検索したところ、
武川蒸留酒販売さんも項目はないですし、BARRELさんも記事がない様子。
Twitterでは戦闘機?の画像ばかり。
ですので、自分の問題だけではないハズ。
(関係ないですが、ANAの格納庫見学の紹介が出てきました。行ってみたい!)
普通に美味しいのに。
この、“普通に” が大きいのかも知れません。
好きだと思った自分ですら、“普通に” のところにプラスの意味もマイナスの意味も込めていますから。
現代のブレンデッドモルトの良いところも悪いところも内包しているボトルだと自分は感じました。
良いところは、柔らかく甘みも煙も内包したまま飲みやすいところ。
悪いところは、満足感が薄いところ。シングルモルトほどの個性はなく、ブレンデッドほど安くない。
ウイスキーラバーとそれ以外の広い飲み手と、それぞれが求めるものの丁度空隙の位置に属してしまっているのではないかと。
そんなことを感じさせられました。
自分が興味を持ったきっかけは、ブレンデッドウイスキー大全です。
この本を読まなかったら、出逢えなかった1本ですので感謝しています。
ところで、そのブルーハンガーの項に
BBRのロンドンの店舗には大きな天秤があり、それで体重を量って分厚い台帳に記録を残すサービスが1765年から250年に渡って続いている とあるのです。
これは現在も続いているのでしょうか?
ネットを検索しても、実際に天秤に乗っている画像が出てこないのですよね。
Twitter に上げる人とかいそうなのに…
お得意さん向けのサービスなのかな