ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンフィディック IPA エクスペリメンタルシリーズ#01

ラベル情報:

Glenfiddich

EXPERIMENTAL SERIES #01

IPA EXPERIMENT

INDIA PALE ALE CASK FINISH

43%

 

香り:ホップらしい爽やかな苦み。その中に青林檎、麦っぽさ。籾殻。包帯。

味わい:青林檎や洋梨、なめらかな甘み。モルティさとホップらしい苦味。フラワリー、クレヨン。乾燥させた牧草、焦げたトースト。甘酸っぱさ、梅ガム。柔らかい甘みと苦みの爽やかさが長く続く余韻。

好み:★7 74

 

 

雑感:開封直後のメモが残っていました。

曰く、

正直、ビール(IPA)を飲めば良い気がする。

冷やして飲みたくなるというか、

ウイスキーに求めているのはコレじゃないというか。

とのこと。

 

飲みやすいし美味しいけれど、IPAが飲みたくなる。と思ったことをよく覚えています。

咥内に残る仄かなホップ感に、もっとしっかりとしたそれを味わいたい!という欲を刺激されてしまって。

 

 

同じ感想は、ティーリングのブランデーカスクにも持ったもので

 

オブラートに包まずにいうと、

影響を与えた元のお酒の美味しいやつを飲んだ方が満足感があると思えたものです。

コスパ的には特に。(嗜好品に対して好きな考えではないですが)

 

 

…文章に起こすと随分な言い様ですね(大汗

 

 

 

そして今回、改めて飲んでみると、

なんだか受け入れられました(笑)

 

こんな変わり種もたまには良いね と思えて。

前提として味わいは十分に美味しいですしね。

 

 

外で1杯飲めれば充分という評価も正しいと思いますし、

1本抱えて年に数度飲むという愉しみ方もアリだと思います。

そんな印象のボトルです。

 

 

つまり私の家では、ボウモアのシルクプリントと同じカテゴリーに入っています。

 

 

 

 

追記(23/06/27):

なんのかんの4年間楽しませてもらいました。

フィニッシュにかけて再度テイスティングを。

 

香り:青林檎とその芯。酸味、サワークリーム、蜜蝋。フルーツガムのようなケミカルな甘み。甘いスパイス、オーク香。植物の苦み、ホップ。白木の印象。

甘酸っぱい香りが豊か。後半にかけて仄かな苦みも。

味わい:甘い樽香、モルトの丸っこい甘み。青林檎。砂糖。キャンディちっく。酸味。強めの苦み、ホップを感じる。ベリー系、蝋。オークスパイシーな余韻。

好み:★7 77

 

 

雑感:買って良かったかな。

最後まで、どうだろうか…※と思う感じはあったのですが、

その気持ちのままちょくちょく手を伸ばしているボトルでした。

(※IPAを飲んだ方が良いのではという意味でです)

 

結局、このボトルが好きだったということなのでしょう。

うん。買って良かったです。

ごちそうさまでした。

 

 

 

ちなみに、

ロックでキンキンに冷やすと苦みがメインになります。

 

が、これはこれで良い感じw

苦味があるから甘さが分かるというか。

 

オススメです。