ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ロッホローモンド 10年 OMC JIS向け

ラベル情報:

LOCH LOMOND

PEATED

AGED 10 YEARS

DISTILLED MARCH 2006

BOTTLED JULY 2016

CHARGED FROM A REFILL HOGSHEAD

ref. HL12353

55.8%

EXCLUSIVE JIS BOTTLING

THE OLD MALT CASK

HANTER LAING

 

香り:溶剤っぽさ、シダ植物。ミント、ゼラニウム。干し草。潮気、乾いたピーティ。ジャガイモが浮かんでくる。

味わい:潮気、煙、消毒液、乾いた木材。薄く洋梨。スモーキーでモルティ、籾殻。ドライな食感。燻製したバニラ。僅かなオレンジの皮。オイル、シダ植物と唐辛子。

好み:★6 69

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

NOSE: SWEET PEACHES, APRICOT, SEAWEED, IODINE, AND PEAT.

(香り:甘い桃、アプリコット、海藻、ヨウ素、ピート)

PALATE: PEAT, BITTER CHOCOLATE, TOFFEE AND STEWED PRUNES

(味わい:ピート、ビターチョコレート、トフィー、煮詰めたプルーン)

FINISH: LONG AND DRY, WITH LINGERING PEAT SMOKE

(フィニッシュ:長くドライ、ピートスモークの余韻)

 

※ラベルより

 

反芻:絶対嘘やん…ってなりました汗。“甘い桃” はないと思うんですよね。自分に浮かんでくるのは、青い葉っぱの香りです。

 

 

雑感:ゆっくり味わうべきモルトかな。

かなりドライな味わいで、潮気とピートの主張が強いモルト

フルーティなニュアンスは薄いです。

短熟ハイプルーフの硬さもあって

 

自分は少し苦戦するかもしれない というのが最初の感想でした。

 

 

ただ、手元にあるとついまた注いでしまう不思議な魅力があります。

 

薄く漂う甘み。

潮気。

長く残る煙とシダ植物。

 

そして、

それらの奥にある、ピーティな麦芽をそのまま嚙み潰したような甘み。

 

時間をかけて味わっていると、

端的に感じた中に、複雑なテクスチャーがいるのが分かります。

 

 

良いモルトだと思います。

 

…美味しい とは少し別方向ですが(爆)

 

 

これはこれで、バーで飲むよりも、購入して1本抱えて愉しむべきボトルなのかも。

 

 

 

 

あと、

シガーモルトとは違いますが、煙草と合いそうな気もします。