ラベル情報:
DISTILLERY 3 RARE RELEASE
FRUITY TIME TRAVEL
SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
17 YEARS AGED
蒸留年 2004 ※公式サイトより
カスク 2nd Fill Hogsheads / Bourbon ※公式サイトより
57.0%
In celebration of the Isly Whisky Festival 2022
THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY
(1日目)
香り:トロピカルフルーツ、柔らかく甘い煙。グアバやマンゴー。ハッカ。潮気。ジューシーで魅力的な香り。
味わい:小さく丸っこいフルーツ感。グランベリー、グアバ、グレープフルーツの白皮。煙草。後半にかけて灰の苦みが浮かび上がる。甘いメンソール。甘い潮気。樽香のカット。余韻は短め。
好み:★7 78
(4日目)
香り:甘酸っぱい煙。緩やかなモルト感、薬品香。トロピカルフルーツの芯、グレープフルーツの白皮、甘酸っぱくも繊維を感じる。潮気、ハッカと続く。
味わい:モルティな旨み。とろりとしている。濾したフルーツ感、グアバやマンゴー。潮気と煙草。白胡椒。樽の渋みのアクセント。メンソール。真っ赤な林檎の皮。余韻は短い。
好み:★8 84
【オフィシャルのテイスティングコメント】
[ノーズ]この蒸留所を例える典型的な絶妙な香り。リッチで柔らかく、ほとんど熟しすぎたようなエキゾチックな果実。うっすらとピートスモーク、焚き火の残り火、ボンジェラマウスジェル、海水、ピンクグレープフルーツ、軽い消毒の香り。絶妙!加水すると、ドライマンゴーとグアバ、ピート煙の糸、軟膏、ドライハーブ、そして素晴らしくうま味豊かで、よりミネラル感が現れる。
[パレット]甘くビロードのように滑らかなピートの味わいで始まる。オイリーな舌ざわりで、マンゴー、パッションフルーツ、グアバジャムの鮮やかな香り。エキゾチックなフルーツサラダジュース、グレープフルーツと海水のシャープなトーンのボウル。加水すると、スモークライチ、スモークオリーブオイル、ミネラル塩、驚くほど樹脂性のハーブピートスモークを感じる。甘くて生理食塩水の完璧なバランス。A typically exquisite nose that screams 'this' distillery. Abundant soft, almost overripe, exotic fruits. Wispy peat smoke, bonfire embers, bonjella mouth gel, seawater, pink grapefruit and light antiseptic notes. Just exquisite! With water we found it became more mineral, with dried mango and guava, threads of peat smoke, ointments, dried herbs and a lovely umami richness. The neat palate opened with a slick of sweet, velvety peat. Oily in texture, with vivid notes of mango, passion fruit and guava jam. Exotic fruit salad juices pooling in a bowl with sharper tones of grapefruit and seawater. Reduction brought smoked lychees, smoked olive oil, mineral salts and stunningly resinous and herbal peat smoke. Sweet and saline in perfect balance.
反芻:“この蒸留所を例える典型的な絶妙な香り” ってどこだろう? ボウモアかと思いましたが
表現の繊細さに大きな違いはありますが、同じニュアンスを拾えていると思いました。及第点かな。迫力というか、表情に格の違いを感じるところはありますが…
雑感:ソサエティのアイラフェスボトル。
旅行初日と最終日に頂きました。
初めのものは開封直後になります。ありがたいことです。
ほんの3日の間なのですが、最終日に再度飲んだ際には、モルト感が豊かになっていて驚きました。
もともとの豊かなフルーツ感にモルトの旨みが奥行きを拡げているような、
分かりやすさと複雑さが両立しているような、
より愉しめる1杯になっていました。
とても好きです。
ところで、
“DISTILLERY 3 RARE RELEASE” とはなんのことでしょうか?
追記(23/09/26):
香り:甘酸っぱい煙、メンソール、温かいモルトの甘み。薬品香。葡萄やライム、マスカット。潮気。
甘酸っぱさに心躍る。落ち着いたモルトの香りも良い働きをしているよう。
味わい:コクのある甘い煙。グアバやパインキャンディ、グレープフルーツの白皮。焼き林檎、穀物の甘み、素エルティ、灰、煙草。蜂蜜。メンソール。樽の渋みとフルーティな酸味が残る。余韻は短い。
フルーティな酸味と甘い煙が魅力。飲み疲れることはなさそう(飲み疲れる程飲めることはないが)
好み:★8 83
雑感:3 RARE RELEASE とは
アイラフェス向けに3本リリースされたことに由来するそうです。(他のボトルの題名は分かりませんでした)
このモルトについて、やはり自分にはボウモアではないかと感じられました。
このフルーツ感はそうだ なんて独りで頷いていましたが、果たして正解は何処なのでしょうか??
このボトルの蒸留所の正体が何処であれ、
00年代ヴィンテージは、スコッチ全体的に品質が向上している印象があります。
10年代がさらに上がっていると良いですね。
20年代はコロナや戦争で少し苦戦しそうな気もしますが…。
ずっと先まで愉しめるよう、健康でいなければいけません。