ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ボウモア 14年 1997 ウイスキーファスル

ラベル情報:

Bowmore

matured 14 years

disitilled 06.1997

bottled 01.2012

in a Bourbon Hogshead

51.8%

Wshiky-Fassle

 

香り:パッションフルーツ、グレープフルーツの白皮、グアバ。煙草。海藻。籠った煙。潮気。

味わい:甘い煙、グアバ、薄いマンゴー。潮気と煙草。薬品香。メレンゲケーキ。塩素、ハーブ香も確かに。

好み:★8 85

 

 

雑感:お尻がプリティ

エトピリカだと思いますが、顔ではないのが気が利いてますよね。

前後の動きが妄想できる感じ。

この後、赤い足が水面に跳ねて姿が消えるのですね。

 

ドイツのボトラーズの作品です。

 

 

 

中身も、程よくトロピーでアイラらしい煙が愉しめる良いモルトでした。

長熟にある芳醇なジューシーさではないのが、個性としてまた良くて。

メレンゲのような優しい甘みも印象的。(クッキーというよりもケーキが浮かんできたのが不思議)

 

流石は90年代ボウモアというやつでしょうか。

00年代の同程度の熟成モルトよりも、落ち着いた旨みがあるように感じられました。

もちろん瓶熟によるものも大とは思いますが

 

 

魅力的な1杯。

ごちそうさまでした。

 

 

 

 

追記(23/09/25):

 

 

香り:パッションフルーツグアバ、パイナップル、色とりどりのトロピカルフルーツ。煙草。炒った麦芽の香り。潮風、メンソール。メレンゲも感じる。

幸せにトロピーなウェルカムフルーツ。その後から来る潮気や麦芽も膨らみがある。

味わい:暖かく甘い煙、モルティ。ソルティ、ファイバーパイナップルやグアバ。アイラらしい薬品香。甘くスモーキーな余韻。

モルティな甘みに加わるトロピカルフルーツのフレッシュな酸味。甘い煙が心地よい。

好み:★9 93

 

 

雑感:まさかまた飲めるとは。

ボトルの残量が増えていることから、新しいボトルでしょう。

 

そのせいでしょうか?

前回よりもフルーツの感じられ方が、フレッシュに活き活きとしていました。

 

とても素晴らしい。

今こそ全盛期!と感じられます。

 

1本(ではないですが)のボトルで、開き具合の変化を感じられる体験はとても貴重です。

僥倖でした。

 

 

自宅でも林立しているボトルの中の1本が、自分が気付かないうちに全盛期を迎えていると想像すると心苦しくなりますね。

もっと色々飲まないと…

 

飲んじゃうと無くなっちゃうとか言っていられません(笑)