ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

スプリングバンク 28年 1991 キングスバリー サーオビール

ラベル情報:

SPRINGBANK

AGED 28 YEARS

DISTILLED IN 1991

MATURED IN A OLOROSO SHERRY BUTT

CASK NO. 323

54.7%

Sar Obair

KINGSBURY

 

香り:こってりとしたシェリー樽香、ペドロ・ヒメネスが思い出される。べっこう飴、濃ゆい蜂蜜、樹液。洋梨やマスカット、青林檎の酸味。微かに煙草のヒント。ハッカ油。殻付きの穀物が微かに。

味わい:樽の渋み、濡れた樽香。煙草、乾いた牧草。ヒネ香。干しシイタケの戻し汁、ブラックベリーの皮、砂糖。余韻は短く消え、樽由来の渋みが残る。

好み:★6 62

 

 

雑感:サーオビール 第2弾

といっても、自分史上の第2弾ですが(汗

 

先日、カリラ 30年 1989 で困惑させられた、ブランド・サーオビール。

今回はスプリングバンクになります。

 

 

先のカリラとの共通点は、

樽のテクスチャーが強く、モルトの存在が薄い こと。

 

香りはとても良いもので、上質なペドロ・ヒメネスのようでした。

ただ逆に言うと、それは上質なペドロ・ヒメネスで味わえば良いわけで…

 

そして味わいは、樽由来の成分から悪いところ多くが浮かんでいる印象。渋みだったり、干しシイタケだったり…

 

 

 

結論。

今後、自分がこのブランドを飲んだ際に、味わいを否定するのは間違い ということが分かりました。

 

サーオビールの責任者と私は、好みの方向が全く違う。

 

サーオビールは自信をもってこの傾向のボトルを提供している。

好みが違う自分が、わざわざ近づいて文句をつけるのは無粋。

それで良い。

そうあるべき。

 

 

私の中では、そう結論付けられました。