ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ダルウィニー 15年 2018年流通

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ラベル情報:

Dalwhinnie

HIGHLAND SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

FIFTEEN 15 YEARS OLD

43%

 

香り:甘酸っぱい。青林檎、グレープフルーツ、ドライオレンジ。砂糖、パイナップルケーキ。枯草が余韻に。

味わい:ソフトな印象。蜂蜜。溶剤。穀物ホットケーキミックス。スパイシー。余韻にはレアチーズケーキも。最後の最後に潮気と枯草。

全体的に奥ゆかしいモルト

好み:★6 62

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

へザー(ヒースの花)、ハチミツそしてデリケートなスパイスといったスムーズかつソフト、クリーミーな味わいです。

 

 

反芻:漠然としているけど、その通りと感じます。ハチミツもスパイスもあり、ソフトでクリーミーです。

自分はフルーツも感じました。特に香りに。逆に味わいにはそこまででない印象。

正直に言うと物足りなさを感じますが、それがこのモルトの方向性なのだろうなと。

 

 

雑感:ふわりと軽い雪解け水由来のモルト

ダルウィニー蒸留所は、スコットランドで最も標高が高く人が居住する中で最も寒い場所にあります。その奇特な場所故、毎朝9時に気象観測をするのもマネージャーの仕事のひとつとか。

 

仕込み水も雪解け水が湧き出た湖から使用しているそうで、味わいの柔らかさに納得するものがあります。

 

ふわりと軽く柔らかいモルトです。

それだけに、油断しておかわりを重ねていると、ぐらりと来ます。(来ました)

 

 

これを飲んでいてイメージしたのは、グレンキンチーでした。『柔らかく大人しい』という脳内インデックスから浮かんできたのと思います。

 

ですが、実際飲み比べるとキンチーの方がハッキリとしていました。

ダルウィニーが儚げに想えるようです。

 

 

奇しくも自分の中の整理整頓の未熟さを実感。

良い経験になりました。

今後も色々なボトルを繰り返し飲んでいきたいです。