ラベル情報:
GLEN MORAY
Aged 30 years
Distilled in 1991
Bottled in 2021
HOGSHEAD
No.7835
55.2%
Crowning Cask
Whisk-e
香り:蜜っぽい林檎、蜂蜜。すりおろした洋梨。エステリー。蜜糖。枯草。ハッカ。生っぽいモルト感。
甘酸っぱいフレッシュな林檎を感じる。優しさと若々しさが共存しているような香り。
味わい:黄金糖、フルーツの酸味、フラワリー、クローブの刺激、エステリー。それらが一斉に咥内に拡がってくる。全粒粉、氷砂糖、生姜。白木の香り。渋み。甘やかでありながらドライなフィニッシュ。
密度が高く感じられた。ひとつに纏まっているのに、個々のテクスチャーはハッキリと伝わってくる高品質な味わい。
好み:★8 86
【オフィシャルのテイスティングコメント】
グラスに注ぐと蜜の浮き出たリンゴやべっこう飴、ハチミツ、砂糖をコーティングした赤ぶどうの甘いアロマが広がり、奥にブラウンシュガー、オークが感じられます。
口に含むとハチミツの甘味の中から熟れたリンゴやシロップで煮た黄桃が現れ、温かみのあるジンジャーやナツメグ、微かにミントが混ざり合います。
フィニッシュに蜜蝋やタンニンを含んだ濃い目の紅茶が混ざり合い余韻が長く続きます。
30年という長い熟成をしたウイスキーでしか感じることの出来ない柔らかな甘みの中に様々な要素をたっぷりと含んだ複雑な味わいは、正にクラウニングカスクにふさわしい仕上がりです。
※通販サイトより
反芻:かなり合致しているのではないでしょうか。嬉しいです。
それだけ分かりやすいモルトだと思います。ビギナーにすら伝わる品質の多様性。凄いです。
雑感:小分けで飲めたことに感謝するべきなのでしょう。
このボトル、品切れになる前に通販サイトで見かけていたのです。
ただ、このご時勢ではありますが、6万円を超える価格帯は自分には躊躇するところで…
でもこの味わいなら、買っていても後悔しなかったろうなぁ そう感じさせられました。
飲めたからこその感想ですが。
語彙が足りませんが、高品質なモルトです。
それを自然と理解出来ました。
だからこそ、1本抱えて変化を体験したくもなり。
味わってから買わなかったことを後悔するくらいが丁度の良い贅沢なのだと
自分を慰めながら今夜は眠りにつくこととします。