ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

三郎丸 ブレンデッドモルト:バッチ3 蒸留所限定

ラベル情報:

三郎丸蒸留所

BLENDED MALT WHISKY Batch.3

46%

蒸留所限定

 

香り:ソルティ、薬品香。ピーティな麦芽香。香ばしく心地よい。柑橘系。燻したバニラ、水飴。メンソール。

潮気やメンソールが刺激的、だがその内側にある香ばしさが好ましい。

味わい:ソルティ、ピーティ、スパイシー、そして甘み。潮気、ピートの効いた黒胡椒、麦芽の旨み。メンソール。リコリス洋梨、水飴。燻した蜂蜜、溶けたバニラアイス。ミント。オーキーな渋み。余韻はやはり、ソルティでピーティそしてモルティ。

ピーティな麦芽を噛みしめたよう。メンソールの冷たさと麦芽の暖かさの二面性。

好み:★7 75

 

 

雑感:ブレンデッドモルトウイスキーの表記が英語になってますね。

箱はカタカナのままなのは、過去のバッチで作成していたものを使用しているからでしょう。

 

ちなみにボトルの形状も微妙に変わっていました。首が少し長くなって肩は丸っこく、頭頂部の出っ張りが短くなっています。(ロット差の範囲?)

 

そして肝心の中身の違い。

これ、過去イチ旨いんじゃないでしょうか。

とても好きです。

 

麦芽の旨みがしっかりとあって、ピーティさと香ばしさが両立しているよう。

ブレンデッドモルトならではの厚みも好印象。(自分はそれを苦手とする場合も多いのに)

 

 

バッチ1~3を飲み比べると、意外とピートの印象が異なります。

バッチ1はソルティ、バッチ2はメタリック。バッチ3は苦み。そう感じました。

 

共通しているのは麦芽ままを思わせるコクや苦み。

バッチ3はそれが特に強いのですね。

 

また、バッチ3はバッチ1に近いようにも思えます。それをなめらかに整えたような。

 

 

流石は3作目。

ドラクエもⅢが最高傑作と云われていますしね。(となると、バッチ4では方向をがらりと変えてくる可能性も?笑)

 

 

ひとつ注意点。

このボトルはある程度ちゃんとしたグラスで吞んだ方が良いです。

プラカップで試飲した際には、良さに気付けませんでしたから。塩っぱい印象ばかりで。

今回自宅で呑み直して驚いてしまいました。