ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

フェッターケアン 27年 1995 デカデントドリンク:ウイスキースポンジ

ラベル情報:

Fettercairn

27 YEARS OLD

1995

2022

Matured in a refill hogshead

61.3%

From the warehouses of Sgnatory Vintage

WhiskySponge

DECADENT DRINKS

 

香り:まろやかなフルーツ香、青いフルーツフルーツ、黄色いフルーツ、若いキウイや青パパイヤ、蜂蜜。水飴。若葉の爽やかさ。

味わい:殻っぽい麦芽の感触。蜂蜜、氷砂糖、オーキーなテクスチャー。オイリー、シダ植物。シナモン、生姜。薄く青いフルーツが流れてくる。フィニッシュは樽由来の渋みと甘み、程よく長い。

好み:♡7 73

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:発酵中のフルーツ、モルトエキス、自然な甘さ、青リンゴ、様々なミネラルや機械油にヘシアンやワックスのタッチがある。とても楽しくて、しかも素晴らしい。

味わい:おなじみのフェッターケアンのファンクもあるが、極上のオイリーさ、テクスチャー、少しワックス的で、熟しすぎた緑と黄色のフルーツ、樟脳、パテ、ミネラルオイルのようなものがある。古風で変わっていて楽しい!

フィニッシュ:ミディアムで、シダーウッドやホワイトペッパーを伴う胡椒っぽさ、柑橘類の皮、かすかにエールのニュアンス。

 

 

反芻:オフィシャルのコメントの “熟し過ぎた緑と黄色のフルーツ” と自分が感じた 薄く青いフルーツ の妙なズレに失笑してしまいました。

言葉の雰囲気から翻訳されたものと推察するのですが、“テクスチャー” とだけ書かれているのが気になります。間違えたのか、なにかそういった表現がテイスティングにはあるのか、自分には判断できないのですが…

 

 

雑感:前回のヘップバーンチョイスとも比べてみました。

共通するのは、植物っぽさ。シダ植物だったり、ハーブ調だったり、そういった青いテクスチャー。

興味深いです。きっとこれがフェッターケアンの特徴といえるのでしょう。

 

 

今回はフェッターケアンであると知っていて味わっていますので、ブラインドでも自分は同じものを拾えるのか、とても気になります。

 

チャレンジしてみようかな

 

 

 

違うところは、フルーティなテクスチャーの膨らみ。やはり今回のウイスキースポンジに軍配が上がりますね。

フェッターケアンらしさにフルーツの甘みが乗ったこの構成。長熟らしさ。

 

とても好きです。