ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ロブロイ 12年 80年代流通 特級

ラベル情報:

ROB ROY

12 Years Old

Fine Old Deluxe Quality BLENDED Scotch Whisky

43%

MORRISON HOWAT DISTILLERS

ウイスキー特級

 

香り:香りは大人しい。カレースパイス。オーク香、埃っぽさ。葡萄の枝。離れ際にはフローラルなテクスチャーも。

味わい:オーキーなスパイス、粘度質な土の香り。香ばしさ。焦げた砂糖。蜂蜜と瓜系のフルーツ。フレッシュミント。シロップ。ピートの苦味、穀物の甘み。

べたりと甘い口当たり。スパイスのテクスチャーが軽やかに。

好み:★6 68

 

 

雑感:ロブロイといえば

自分にとってはゼンノロブロイです。04年に秋三冠を成し遂げた名馬ですね。

 

あの年のロブロイは、自分の競馬観に大きな印象を残してくれました。

 

ただひとつの勝利で大きく変わる。

 

秋の天皇賞を勝ってから、

ジャパンカップに向かうロブロイに自信が漲っていることが画面越しにもひしひしと伝わってきたことをよく覚えています。

 

もう誰にも負けない、とロブロイ自身が感じていると思える程に。

 

ひとつの勝利が、大きな自信が、全部を変える。

とても深く刻まれた思い出です。

 

 

 

(蛇足ですが)

天皇賞秋を勝ったロブロイの心身の充実を観ていたからこそ思うことがあります。

 

あの天皇賞秋に、キングカメハメハが出場していたらどうなっていたか。。

 

天皇賞秋ひとつの結果だけではなく、その後のジャパンカップ有馬記念の勝ち馬すら変わっていたのではないか。

そう夢想してしまうのです。

 

 

競馬と歴史は、たらればを想うことこそ愉しいですね。