ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ミルク&ハニー APEXシリーズ:コニャックカスク 3年 2019

ラベル情報:

M&H

APEX COGNAC CASK

SMALL BATCH

DIST. DATE 12/07/2019

BOTT. DATE 07/02/2023

BATCH NO. 022

58.6%

 

香り:軽やかにオーキー。蜂蜜やシトラス。シロップ、ミント。蜜柑の葉。ほんの少しだけ、ミネラリーなニュアンスを感じた。

味わい:オークスパイス、苦味。シトラス系のガム、ケミカルな甘さ。アルミ箔。オレンジの果汁、紅茶葉。仄かな甘みとスパイシーな苦味が絡み合うフィニッシュ。

荒くはないが、若さを感じる口当たり。

好み:★6 65

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:クローブ、タイム、スターアニスなどの温かみのあるスパイスからカカオパウダーとマンゴーのようなエキゾチックな組み合わせに変化しダークチョコやトリュフ、あんずや桃のようなニュアンスへと続く

味わい:濃厚なテクスチャーと温かい口当たり、ほのかなナツメグのスパイシーさ、甘いフルーツ、酸味のある赤いベリー系のタッチ。

フィニッシュ:余韻は長くバターたっぷりのアップルパイ、カカオとローストされた甘い大麦の香りが続く

 

※通販サイトより

 

雑感:“スパイス” が印象的なところは合っているようです。果物の表現については、、う~ん。柑橘系に類するものが挙げられていないことが意外でした。(“マンゴー” や “桃” はキャッチーに過ぎる気がします汗)

 

 

雑感:イスラエル初のウイスキー蒸留所。

ミルク&ハニーとは、肥沃な大地を表した名前。

ただ水源には恵まれていない為、水道水をろ過して塩素とミネラルを加えたもの使用しています。美味しんぼの主人公なら舌が痺れると顔をしかめるのでしょうね(苦笑)

 

 

舌が痺れるは煽り過ぎにしても、

自然由来なものに安全性や価値を信じてしまう習性は自分にもあるのが正直なところ。

 

ですが自然には危険がいっぱい。

山頂の湧き水でもそのまま飲んではいけないというのは誰もが知っていることです。

 

 

そこで気になったのですが、

地下水や川の水、湖の水を仕込み水に使用していると謳う蒸留所も、消毒や濾過は行っているのですよね。

 

各蒸留所には、水の浄化設備があるのでしょうか? それとも他所の施設から仕入れている??

 

…浄化してないことはないですよね?

 

天然水そのままだと、糖化や発酵の段階で雑菌が勝ってしまいそうですし。(温度調整や酵母の働きでどうにかなるもの??)

 

どの範囲までを水源として良いものなのでしょうか?

それこそ水道水だって、大元は自然の水からスタートしていますよね。

 

 

ついでな疑問。

天然水を使用とした場合、糖化の為に仕込み水のPH値の調整をしたりはしないのでしょうか? バーボンにおけるサワーマッシュのように。

 

 

 

知らないことが沢山あります。