ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ16

ラベル情報:

LAPHROAIG

batch 016

ORIGINAL CASK STRENGTH

AGED 10 YEARS

bottled DEC 22

Maturation: Aged in ex-Bourbon barrels for ten years ※メルマガより

58.5%

 

香り:ベリーにソルティ、メンソール。綿菓子、甘い煙。貝殻。燻したバニラ、モルトの甘み。オーキーなニュアンス。包帯や保健室。

甘くひやりとした香り。

味わい:歯応えがある。潮気、海藻、ニコチン。エンジンオイル。ミネラリー。ヨードの甘み。梅干しの種。スモーキーな麦芽。ベーコン。黒胡椒系スパイスのピリピリとした刺激。それに隠れるようにウッディ、古い家具。イ草。メンソール。甘草。長く続くスパイスの刺激が薄れると、緩やかに甘いスモーキーさが残る。

ヨーディでソルティでスパイシー。でも常に低い位置に甘みが揺蕩う。硬く厚みのある味わい。

好み:★7 77

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

Nose: Sweet, stewed apples topped with crispy, slightly caramelised pastry hit the nose with hints of cereal, tanned leather and vanilla.

(香り:甘く煮込んだリンゴの上に軽くキャラメリゼしたサクサクとしたお菓子がのっている。シリアル、なめし革、バニラのヒントが鼻をかすめる)

Palate: A commanding entanglement of sweet and spicy notes hit the palate upfront, with vanilla and sea salt intermingled with notes of pork crackling and freshly ground pepper.

(味わい:バニラと海塩の香りに、豚のクラックリングと挽きたての胡椒の香りが混じり合う)

Finish: A long, warming finish with notes of gentle spice, charred oak, smoked mackerel and sea salt encapsulated in an oily mouthfeel.

(フィニッシュ:穏やかなスパイス、焦がしたオーク、スモークした鯖、海塩のノートがオイリーな口当たりに包まれた、長く温かみのあるフィニッシュ)

 

※メルマガより

 

雑感:味わいが、最初に“海塩の香り” が来て次に “豚のクラックリング”、“挽きたての胡椒の香り” と続く流れが、自分の感じたものと共通していて嬉しいです。

ただ同時に、“挽きたての胡椒の香り” とは上手く言ったものだな と感心してしまいました。実際は、もっと刺激的にスパイシーだと思います。顔をしかめるくらいワッと浮かんで来ますから。

 

 

雑感:だいぶ涼しくなってきましたね。

日中は気温は高くとも、空気が乾いて風が心地よく。

夜間は布団に温かさを感じるよう。

 

おかげで、少しずつ自宅飲みも再開出来ています。

 

 

そんなわけで、ようやく開封できましたこのボトル。

とても良い1本です。

ラフロイグを飲んでるなぁ と感じられる愉しさ。

 

煙のニュアンスや余韻にラフロイグらしさを想うのは、情報ありきなのでしょうね。

でも想えてしまうのですからしかたがない(笑)

 

 

 

グラスによって顕著に表情が変わるボトルです。

まろやかになったり、間が抜けたようになったり。

 

色々揃えてらっしゃる方は試してみると愉しいと思いますよ。

 

 

 

 

(以下蛇足)

飲んでいる途中、OMCのボトルが頭をよぎりました。

12年 JIS向けなのか、RUDDERの14年なのか、自宅にあった2本と比べてみたのですがハッキリしませんでした。

開封から時間が経っていますし…

 

ただ、RUDDERの方の開封後はこれに近いくらいスパイシーだった気もします。はてさて