ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

レダイグ 17年 2005 ザ・シングルモルツ・オブ・スコットランド

ラベル情報:

LEADIG

AGED 17 YEARS

DISTILLED 03.02.2005

BOTTLED 08.04.2022

CASK TYPE BARREL

55.5%

The Single Malts Scothland

ELIXIR DISTILLERS

 

香り:オレンジケーキ、バタークリーム。白胡椒、静かに鋭くスパイシー。モルティ、殻っぽさ。焼き石、包帯。乾いたピートのヒント。革製品の雰囲気。

これぞ甘やかな香り。優しい甘みの奥に控えるスパイスの気配も好。

味わい:スパイスのパレード。甘み、苦味、冷たさ、香辛料味、多様な刺激が賑やかに。それが過ぎるとゆっくりとしたモルトの甘み。オレンジクリーム。革製品。金属片。シロップ。余韻はスモーキー、オイリーに甘い。

ひと口の中に緩急(急緩)がある。上にはスパイス、下にはシロップ。

好み:★6 68

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香りは海辺で焚火をしているような塩気を含んだピートスモークと共にタール、リコリスモルトが広がります。

味わいは焼いた洋ナシ、バニラ、モルトの甘味が広がり、ピートスモークが全体を包み込みます。

 

※通販サイトより

 

反芻:香り、そんなにピーティだったかなぁ。もちろん弱かったとかではないのですが、自分は甘いモルトの香りが最初に迎えてくれたと思ったので。

再度飲み直したくなりました。

 

 

雑感:“FROM THE HIGHLANDS” なのですね。

これは、アイランズ系をハイランドに含めていた時代の名残だと思われます。

 

少し調べてみたのですが、

エリクサーディスティラーの創業は1999年。

ちょうど美味しんぼのスコッチ特集の単行本70巻が販売されたのも同じく1999年。

そちらを確認してみると、中で紹介されている資料では確かにアイランズは地域が独立していませんでした。

 

これにより、その時代にはアイランズを独立して表記するの感覚は薄かったのではと推察しています。

あの本の信頼性という根本的な問題はありますが…(大汗

 

 

ただ、1995年に創業したアラン蒸留所(現ロックランザ蒸留所)は、“FROM THE ISLAND OF ARRAN” と表記されているようです。

もうワカリマセン