ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

シークレットアイラ(ボウモア) 33年 1985 ウイスキーファインド 三国志:小喬

ラベル情報:

SECRET ISLAY

33 YEARS

DISTILLED 1985

BOTTLED 2019

Congnac Cask Finish

46.8%

小喬

鄭問 三國

THE WHISKYFIND

 

香り:びわやライチ、パッションフルーツグアバ、多層的なフルーツの香り。煙草、ニッキ。甘いメンソール。

長熟ボウモアに求める魅力的あんジューシーさがここにある。

味わい:パフューム、白粉。ケミカルな甘み、フルーツフレーバーの飲料水。スイカ洋梨、ジューシーな煙。白胡椒。ハッカ。肉感も少し。

流石は80年代ボウモア…。

好み:★8 83

 

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

香り:ソーピー、ハニー、フローラル、潮風、ピート、ブドウ、バター、トフィー、ウッディ、バニラ、アップルパイ、プロポリス、キャラメル。

味わい:パッションフルーツネクター、プロポリス、ラム、マーマレード、リンドウ、燻製ハム、エレガント、非常に上品なソーピー、ほのかに潮風。

フィニッシュ:ブドウ、ウッディ、ソーピー、蘭 

 

※通販サイトより

 

反芻:香りと味わい両方に “ソーピー” という言葉が使われていますが、自分の印象とは逆のようで驚きました。自分は、香りにはそこまで感じず、味わいは口に含んですぐにでした。でも、オフィシャルのコメントは、香りが早く、味わいが後半からフィニッシュにかけてのよう。不思議です。

 

 

雑感:香りからのギャップよ。。

香りは本当にジューシーで魅力的なのです。ワクワクするくらいに

 

ですが、口に含むめちゃくちゃパフューミー(ソーピー)。

濃いその香りのなかにある甘みも、ジューシーな果実感というよりも人工的なフレーバーのにすら感じてしまって。それがとても残念。

 

ギャップでダメージの大きい1杯でした。※美味しくないとは言ってないです。

 

 

 

 

シルクプリントとの飲み比べも。

 

比べると、シルクプリントの方はナッティ。

ただ飲み込んでから少し後のパフュームで咥内をマスクされる感じは強烈。

 

この飲み比べをすると、三国志の美味しいところが感じられて面白いです。

 

 

安いものではないですが、自分のようなビギナーには1杯飲む価値が大いにあるボトルだと思います。

昔のボウモアのジューシーさの気配も、強烈なパフュームも両方感じられていい経験でした。

 

 

 

 

ちなみに、オフィシャルの紹介コメントには下の記述があります。

 

小喬と姉の大喬は、容姿端麗な姉妹として広く知られていました。2人は毎朝、庭裏の井戸のそばで化粧をしていたそうで、数年後、井戸とその中の井戸水さえも 彼女らの美しさにより芳醇な香りに充たされたと言われています。
そこで、私たちは、香り高きウイスキーを歴史的黄金時代であるビンテージから選び出すことにしました。
さらに、小喬の美しさのように芳醇でエレガントなウイスキーの余韻を求めコニャックカスクフィニッシュで仕上げました。

 

上手いキャラクターを見つけたものだと感心してしまいました。

小喬を選んだ方は、三国志を読み込まれているのでしょうね。

 

ただキャラクターを貼り付けただけのラベルよりよっぽど好感を持てます。