ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

アードモア 21年 1998 トンプソンブラザーズ

ラベル情報:

ARDMORE

AGED 21 YEARS

1998 VINTAGE

51.5%

THOMPSON BROs

 

香り:ミネラリー、金属片。潮風と甘いピート香。綺麗な蜂蜜、マーマレード。メンソールと微かな薬品香。シロップ。白い花と生肉。

アードモアらしいミネラリーと酸味ある果実の甘い香り。

味わい:オイリーな口当たり。アルミ箔。酸味、ジューシーな感じもある。熱をいれた洋梨や若いメロン、パインやプラム。氷多めのバナナシェイク。白木の香り。薬品香、葉巻。クローブや白胡椒、ジンジャーのアクセント。塩味、甘酸っぱい余韻。

爽やかな印象、ミネラルと薄いジューシーさが混ざり合う不思議な味わい。

好み:★7 76

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:燃えるピート、洋梨のバニラシロップ漬け、優しいミネラル、熟した桃、濡れた包帯、潮風に当たる小石

味わい:ピート、薬品、海のミネラルと白い果物のブレンド、ワックス、白こしょう

フィニッシュ:スパイスと塩気、ワックスと核果 

 

※通販サイトより

 

反芻:“濡れた包帯” を読んで、分かる!となってしまいました。感じます確かに。自力で挙げられる表現ではないですが。

全体的には合格点に思います。大きくズレてはいないのではないでしょうか。

 

 

雑感:開封直後から1週間で印象が変わりました。

開封直後は、ファーストアタックがフルーツでした。中々にジューシー。そして飲み込んだ後に鼻を抜けるピート香が心地よい。

1週間経った現在は、アードモアらしいミネラリーなテクスチャーが前面に。フルーツはその内側に引っ込んでしまいました。(確かに感じるのですが)

 

アードモアらしくなったと納得できるところ大なのですが、

開封直後のまま開いていって欲しかったと残念な気持ちも正直(笑)。

 

 

 

兎にも角。

アードモアらしいモルトです。

ブラインドで判断できるとは言いませんが、香りを嗅いでも飲み込んだ余韻からもアードモアだなぁと。

 

言語化は難しいのですが、

・ミネラルや薄い金属感。

・フルーツが纏う爽やかさ。(おそらく酸味)

・塩味。

その辺りのテクスチャーがきっとそれ。

 

スペックの近い 摩幌美 Friends や シングルカスクネーション。

スペックの離れた モルトマン。

その辺りと飲み比べてみてそう感じました。

 

 

この感覚に縛られてはいけませんが、

この感覚を意識して他のアードモアにも手を伸ばしてみたいと思います。