ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ビッグピート 33年 1985 ダグラスレイン

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ラベル情報:

BIG PEAT

LIMITED EDITION

ISLAY BLENDED MALT SCOTCH WHISKY

33 YEARS OLD

1985

COGNAC & SHERRY

47.2%

DOUGLAS LAING

麻屋商店

 

香り:パフューミー、おそらくボウモア由来のそれ。潮気、モルティかつピーティ。海辺のバーベキュー。煤っぽさ。少しの赤い果実。

味わい:香り以上のパフューム。化粧品ぽい苦み。甘い、ケミカルな印象。煤。ドライマンゴー。余韻には灰、焦げたトースト。

好み:★6 66

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香りは、完熟プラム、ブラウンシュガー、ジューシーな桃とともに甘いスモーキーさが感じられる。

味わいは、フェノール香、赤リンゴ、スモークベーコン、モルトのどっしりとした風味と共にはじける。

フィニッシュは、トーストしたアーモンド、スパイス、オレンジマーマレードを塗ったバタートーストを感じる長いフィニッシュ。

 

※通販サイトより

 

反芻:絶対嘘!

この香りでパフュームが挙げられていないのは噓だと思います。浮かんだのは、ボウモアのシルクプリント時代のそれ。そしてこんなにフルーティではないと思う。

“桃とともに甘いスモーキーさ” は感じられるところもありますが…。
 

 

雑感:難しいボトル。

80年代のボウモアが入っている時点で予想すべきと言われればその通りなのですが、ビッグピートに期待したものがこれか? と言われると首を振りたくなります。

 

美味しくないのではないのです。(パフュームがダメな方からすればNGと思いますが)

ただ、このラベルを見ると荒々しいスモークを期待しちゃうよね、という消費者のワガママ。

 

反芻の項でも書いたのですが、オフィシャルのテイスティングコメントは正直に書いて欲しいです。

アクアヴィーテ シークレットアイラ 立夏テイスティングを思い出しました。

 

 

時間をたっぷりとおくと、トロピカルフルーツが浮かんできます。

ただ、オフィシャルのコメントにはその要素はないんですよね、なんじゃこりゃ

 

 

 

最後に、

手のひらに数滴取り、両手を擦り合わせると、気持ち良い麦芽香が残ります。

とても良い香り。

ぜひ試してみてください。オススメです。