ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

カリラ 12年 10年代流通

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ラベル情報:

CAOL LIA

ISLAY SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

AGED 12 YEARS

43%

 

香り:枯草、乾燥した麦芽。消毒液、マスカット。仄かにチョコレート。土の香り。

味わい:赤い果物、柑橘系、潮気、焚火。スパイスが僅かに。枯草、同時に青い芝生。バニラ、ハニートースト。余韻には収斂味を纏う木香が仄かに。

好み:★7 71

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

フレッシュ、甘くフルーティで、スムーズなボディのカリラ12年は、淡い麦わらの色とデリケートなバランスの味わいを持ちます。クリーンで食欲をそそる香りの中にかすかな柑橘系のフルーツとほんの一筋のスモークが包まれています。しっかりとしてスムーズ、始めは甘く、その後にフレグラントで甘いスモーキーさと長く尾を引くフィニッシュが続きます。

 

 

www.mhdkk.com

 

反芻:“柑橘系のフルーツとほんの一筋のスモーク” や “甘いスモーキー” は正にその通り。フルーツと煙が優しいボトルです。

ただ、長く尾を引くフィニッシュには感じませんでした。短く思ったくらい。

あとは、枯草も表現に入ってないのが意外。自分としてはカリラから最初に浮かぶのは枯草のそれなので。

 

 

雑感:カリラはフルーツの中に煙、ラガヴーリンは煙の中にフルーツ。

カリラとラガヴーリンは同じ麦芽、同じイースト菌を使って製造されているそうです。

それでいて印象が真逆なのが面白い。

 

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同じことを何度も言ってしまっていますが、オフィシャルスタンダードが美味しい蒸留所というのは素晴らしいですね。

 

この後に18年と25年も控えているのでより楽しみになりました。

 

 

 

 

追記(21/11/02):

※ブラインドテイスティングでの記録。

香り:ピーティ、濡れた焚火。潮気。葡萄、ライチ。ハッカ。塩素も少し。

味わい:潮気、甘い煙。葡萄の皮、薬草。濡れた煙草。独特の甘みがある。

予想:カリラ

 

反芻:判断した流れについて

まずは香りの潮気と煙とでアイラ系ではと予想しました。

 

それを踏まえて口に含み、大きかったのは飲み込んだあとの 独特の甘み。

柑橘系とジビエ感がないまぜになっているようなあの感じ…

ここでカリラだと判断しました。

 

以前、行きつけのバーで出してもらったブラインドテイスティングでのカリラも同じ甘みで判断した経験があります。

自分にとっては、この甘みがカリラの特徴と言えるでしょう。

 

 

しかし過去の自分のテイスティングコメント、収斂味あるかな?これ

 

 

 

 

追記(21/11/21):

※ブラインドテイスティングでの記録。

香り:ピーティ。柑橘系、枯草。

味わい:甘み煙り、熟した蜜柑。枯草、土の印象。カルキ。余韻にパフュっぽさも。

予想:ボウモア ブラックロック

 

反芻:2回当てられたら本物だったのに…

判断した流れは以下の通り。

まず香りで最初に浮かんだのはレダイグ。ですが、もっとミネラルがあった気がするのでとりあえず除外。(正直に言うと、詰めたボトルの中にレダイグがなかったのも覚えていました)

次に柑橘系や枯草の印象からカリラかな…?と。

 

ですが、飲み込んだ余韻にパフュームのニュアンスを感じてしまって、これはボウモア ブラックロックだ!と決めつけてしまいました。

 

 

むずかしいですね。

前回当てることが出来て嬉しかった分、そりゃそうだよね…となりました。

 

 

ちなみに、ブラックロックを飲みなおしたところ、パフューミーというよりソーピーに感じられてしまい汗

 

やはりむずかしいです。。