ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

キルケラン 12年

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ラベル情報:

KILKERRAN

SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

DISTILLED AT GLENGYLE DISTILLERY

AGED 12 YEARS

46%

 

香り:オレンジピール、蜂蜜、ハーブリキュール。木の皮。埃、灰のようなピート香。

味わい:蜂蜜、オレンジ系のリキュールと飴。酸味。鉛筆の削りカス。薬草の苦み。バタートースト。苦みを伴った甘さが長く続く。

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

香り:蜜蝋、ピート、バニラ、リコリス、ライム、レモン、ホワイトペッパー

味:潮、メロン、蜂蜜、トフィー、ピートスモーク、ジンジャーブレッド、コーヒービーンズチョコ

 

※通販サイトより

 

反芻:“レモン” “ホワイトペッパー” “ジンジャーブレッド” はなるほどと。特にジンジャーの要素は自力で浮かべたかったところです。

逆にオレンジは挙げられてないですね。自分の感じてるコレはなんなんだろう。。。

それと、塩っぽさも拾えませんでした。これはスプリングバンクのイメージが頭にあり過ぎたからかも知れません。反省するところ

 

 

雑感:グレンガイル蒸留所のキルケラン。

シングルモルトのブランド名=蒸留所名というイメージがありますが、グレンガイルというブランド名がグレンスコシア蒸留所で使用されていた為、キャンベルタウンと名付けたそうです。

キルケランとはキャンベルタウンの旧名。

 

創立は1872年。スプリングバンクのオーナー兄弟が喧嘩別れしたことから独立して始まったとか。

その後、1925年に閉鎖。

ですが、2000年に当時のスプリングバンクのオーナーが買い戻し、復活させました。

ドラマチックな兄弟喧嘩と仲直りですね。

 

現行品のスプリングバンク 10年と比較すると、麦芽由来の甘さに共通のものを見ることが出来ます。

  

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マリオとルイージみたい

 

 

甘くほろ苦く、仄かにピーティ。

美味しいです。

長熟のものに期待したくなりました。