ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

ボウモア ブラックロック

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ラベル情報:

BOWMORE BLACK ROCK

MATURED IN FINEST OAK CASKS

Alc, 40%

 

香り:赤い果実と煙草、遠くに海風、蝋っぽさ。ラズベリージャム、パッションフルーツ洋梨。ファイバーパイナップルも。フルーツチョコレート、甘く爽やかな印象。奥底に貝殻やヨード香。

味わい:焦げた薪、タンニン、薄めたチョコレート。ライム、グアバ三ツ矢サイダー。水っぽさもある。ややパフュームが顔を覗かせて。ナッツ、煙草の苦味が余韻に。

好み:★6 64

 

 

雑感:豊かな香りとどこか頼りない味わいの1本。

香りはとても良いです。

フルーツ感と仄かな煙。今の自分にのドンピシャなところ。

 

ただその分期待値が高すぎで、飲むと拍子抜け あれ? ってなるところがあります。

充分美味しいんですけどね。

 

 

頭に浮かんだのは、山崎NAに煙と潮気を足したようなイメージ。(こう聞くとすごく美味しそう)

 

ただ実際比べると別物でした。

山崎NAはフローラル寄り、ブラックロックはフルーティ寄り。

山崎NAはクリーミーブラックロックはタンニン。

共通しているのは、トタンのようなシェリー感。

 

現行のマッカランシェリー感に近いかもしれない。(これは褒め言葉ではないですね)

 

 

2014年に3種類同時に発売された免税店限定商品です。

他の2本は、ゴールドリーフとホワイトサンズ 17年。

 

ゴールドリーフとは飲み比べたことがあります。

その時はブラックロックの方が好みで。ちょうど通販のポイントが切れるタイミングだったこともあり、すぐ購入したことを覚えています。

 

 

ボトルを見ながらその頃のことを思い出せるのも幸せなことですね。

1本1本大切にせねば。

豊かな香りの中でそんなことを思いました。

 

 

 

 

追記(21/10/29):

※ブラインドテイスティングでの記録。

香り:林檎、硫黄に傾きかけているような南国フルーツ。少しツンとした感じ。柔らかい煙、おそらく内陸系のそれ。麦芽の甘みが底を支えている。

味わい:落ち着いたシェリー樽のニュアンス。デーツ、小豆の缶詰。消えかけの焚火、内陸のピート。生木、ニッキ、スパイスをひと摘み。

予想:クレイゲラヒ

 

反芻:判断した流れについて

偏に香りに硫黄らしさを感じ取ってしまったこと。

 

最近、ソサエティやOMCからゲラヒの旨さに目覚めていたことがあり、もう思い込んでしまいました。硫黄っぽさとフルーティさが混在している、つまり!と。

後はもう、ゲラヒありきでニュアンスを探ってしまいましたね。反省です。

 

 

パフュームもありますね。

ボウモアと知っているとパフュと言えますが、テイスティング中の自分は樽由来の硫黄のニュアンスかと感じていました。

むずかしいなぁ

 

恥ずかしい結果ですが、記録として残しておきます。

 

 

 

それにしてもやはり良い香りです。

とても好き。

 

味わいも南国フルーツ感があり、今回の自分は好みが★6ということはないです。

★7 74 と感じました。

 

 

 

 

追記(22/04/26):

ブラインドテイスティングにて

香り:腰がしっかりとしている。デーツ。柑橘系、果汁の多い蜜柑。白粉。硬いシロップ。

味わい:柑橘系の甘み、甘い樽の香り。ナッツ。潮気、スパイス。トロピカルの一歩手前のような。。

予想:ロッホローモンド

 

反芻:判断した流れ

ピートのニュアンスが全く拾えませんでした。

直前に飲んだ タリスカー 10年 の方があったくらい。

 

もう初めからアイラ系は頭になく、

しっかりとした構成から、ハイランドではないか とあたりを付けました。。

 

 

ロッホローモンドとしたのは、香りの 白粉 や味わいの トロピカルの一歩手前 と感じたあたりから。

これが紙っぽいテクスチャーに思えてきて、その結論に繋がりました。

 

知ってから味わうと、パフュームのそれと思えるから単純です。

 

 

しかしまぁ

前回のブラインドと同じところで躓いて同じ感想を持っていますね。

ピート香を拾えていない点では後退しているとも?汗

 

ともあれ同じ感想で〆を。

改めて、とても香りの良いボトルと感じました。

好き。