ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

アードベッグ ブラスダ

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ラベル情報:

ARdbeG BLASDA

LIGHTLY PEATED

AEDBEG DISTILLERY LIMITED

40%

 

香り:潮っぽさ。しっとりとした麦芽の甘み。仄かなピート、砂浜。出汁。最後にハッカが少しだけ。

味わい:まったりと甘く暖かい。のど飴、枯草。消えた焚火の舞い上がる灰。黄色いフルーツと白い花、柑橘類、溶けかけのバニラアイス。余韻には甘さのなかに白胡椒や潮気が浮かんでくる。どこか金属を感じるようでもある。

好み:★6 66 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

「ブラスダ」とはゲール語で「甘くておいしい」の意。アードベッグの魅力は“ピート香の強さだけではない”と証明します。フェノール値わずか8ppmでバニラシャーベットやチョコレート、ライムの心地よい甘さにアードベッグならではの花の香りが織り込まれます。

 

※通販サイトより

 

反芻:“バニラシャーベット” と溶けかけのバニラアイスって別物ですよね…。

チョコレートかなぁ。自分には柑橘系に感じました。

間違いなく “甘くておいしい” ボトルです。でも、アードベッグと知ってるからか、ピートを求めてしまうのも本当。

 

 

雑感:ライトピートな甘さを愉しむアードベッグ

 

ライトピーテッド。透明なボトル。冷却濾過。アルコール度数40度。とアードベッグのなかで異彩を放っている1本です。

 

 

パッと浮かんだのはカリラ。

柑橘系の印象から浮かんできたのと思いますが、実際はカリラの方が甘いです。(ピートもカリラの方が強い)

比べて飲むとブラスダには魚っぽいニュアンスを覚えます。

 

つまりブラスダの良いところが、より強いカリラに負けてしまうということなのかな。

 

 

また、同じアードベッグのブラックと比べると、同じ酒だ!となります。(当たり前ですが)

舌当たりからニュアンス、余韻まで共通項に溢れています。

面白いですね。貴重な体験です。

 

ただ過去の自分のテイスティングコメントを読み返してみると、共通項と取れるものが少ないんですよね。

改めて未熟さを実感しました。。。

 

 

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比べられて良かったです。