ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

シークレットアイラ 8年 2013 リカーズハセガワ 新幹線ラベル

ラベル情報:

A SECRET ISLAY DISTILLERY

DISTILLED 2013 OCT

BOTTLED 2021 NOV

SHERRY HOGSHEAD

50.9%

TOKYO YAESU

 

香り:とてもピーティ、かつソルティ、そしてシェリー樽熟成の甘い香り。貝殻、煤、濡れた焚火、波飛沫。煙草。燻したオレンジ。シトラス系、グレープフルーツのワタ部分。甘酸っぱいベリー系のアクセント。煙草が長く残る。

味わい:アイラらしい潮気と煙からのスタート。煤、貝殻、煮干し。波飛沫。煙草。燻したオレンジ。ピーティな麦汁。コクのあるシェリカスクの甘み、レッドカラント。カカオ。グレープフルーツ。シーズニングシェリーを思わせるクセがフィニッシュにかけて浮かんでくる。

好み:★7 71

 

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

テイストは、柔らかなタッチで厚みを感じ、穏やかなピートの中に微かに漂うオレンジとバナナのニュアンスがとても魅力的です。

約8年間の熟成としてはとても熟成感のある味わい深いアイラ シングルモルトです。

 

 

反芻:“厚みを感じ” には大きく頷きました。逆に “穏やかなピート” は、表現の意図するところは分かるのですが、自分の感じたイメージとは違うように感じました。

ピートの印象はとても濃いです。ですが、決して荒々しくはないのです。なめらかとも思えるくらい。それを総じて “穏やかなピート” と表現されているのではと思います。

が、自分には濃い部分の印象が強くて “穏やか” と言われると首をかしげてしまう感じでした。

 

 

雑感:旨い!良い!…あ、おしい

ピーティかつソルティ、そしてコクのあるシェリカスクの印象。

複雑な煙。

酸味のある赤い果実。

上等な短熟シェリー樽熟成アイラに期待するものが揃っていると感じました。

久しぶりの感覚。

とても良いモルトです。

 

ただそれだけに、フィニッシュにある

今の自分が苦手なシェリー樽由来のクセの存在が大きく感じられてしまって

 

あゝおしい… と頭を抱えてしまいました。

 

とても美味しいのですけど

とてもおしいのです。

 

 

開いてきたら変わってくるかな。

変わってくるならもう1本手元に置きたいなぁ

 

未来予知さえできれば…!!笑

 

 

 

 

中身はシークレットアイラとのこと。

 

飲んでいて、自分の頭に浮かんできたのはワットウイスキーの カリラ 11年 でした。

 

樽感が全く違うので、似てるというと違うのですが、

なぜか浮かんで来ました。

 

ピートの印象やシトラスのニュアンスが記憶の糸に触れたのかも知れません。

 

正解を知りたいです。