ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

カリラ 24年 1995 GM

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ラベル情報:

CAOL ILA

SINGLE MALT SCOTCH WHISKY

AGED 24 YEARS

FILLED 1995

BOTTLED 03.02.20

MATURATION REFILL SHERRY HOGSHEAD CASK NO. 10627

BATCH 20/023

53.2%

CONNOISSEURS CHOICE

GORDON & MACPHAIL

 

香り:甘いシェリー樽香、香木。べっこう飴やオレンジピール、遠くに潮風と灰、埃。ハッカ。麦芽の香りが甘く落ち着いている。

味わい:ドライ、シンプルでコロンとしている。サイコロのよう。蜂蜜と燻製肉、オレンジピール、鉛筆、古い家具。煮詰めた林檎とタンニン。奥の方から漂ってくる葉巻の煙。微かに潮気。余韻は短い。渋みと甘み、煙を味わっているとスッと消える。

好み:★7 77

 

【オフィシャルのテイスティングノート】

Rich STEWED FRUIT and subtle HONEY ROAST HAM aromas combine with BONFIRE EMBERS.

(濃厚な煮込みフルーツ、仄かなハニーローストハムのアロマと焚火の残り火の組み合わせ)

 

Mouth-warming BLACK PEPPER gives way to ORANGE PEEL and DARK CHOCOLATE flavours with ligering wisps of SMOKE on the finish.

(口当たりの良いブラックペッパーはオレンジピールとダークチョコレートのフレーバーに変わり、後味にはスモークの香りがかすかに感じられます)

 

※ラベルより

 

反芻:概ね合っているような。

“ブラックペッパー” と燻製肉は紙一重

“チョコレート” は拾えませんでした。ともすれば固い印象もあるので、これから開いて変化してくるのかな。期待しています。

潮気に通じるニュアンスが載っていないのが意外でした。

 

 

雑感:カリラとシェリー樽の良いところが凝縮されている1本。

上手く言えてるか分かりませんが、コロンとしたイメージが魅力のボトルと思います。

 

カスクストレングスで50%前半。ベストのタイミングかなと感じました。

 

加水すると香りは枯草のような煙が、味わいは蜂蜜感が前に出てきます。でも滑らかになり過ぎでせっかくの魅力が失われる印象。

 

 

おそらく全盛期はこれから。

ゆっくり変化を愉しんでいけたらと思います。