ラベル情報:
ISLE of ARRAN
1995
Bottled : 11 March 2004
Cask NO : 95/297
Cask type : Hogshead (Sherry)
Barley : ChariotDate
55.3%
LOCH RANZA
25th Anniversary Limited Edition
PUB MAHOROBI
香り:硬めの木の皮、シェリー樽の華やかさ。ベリー系。
味わい:ふくよかなシェリー樽熟成の香り。モルティ。ビターチョコレート。オイリー、クレヨン。コーヒー豆、優しい木の渋み。白胡椒。乾いた焚火、乾燥させた牧草。生っぽさもあり、ドライ。
好み:★7 78
雑感:復活した1995年ファーストヴィンテージ
この数年で急激に評価が上昇している印象がありますアラン蒸留所。
その復活年に蒸留されたモルトです。
95年というと一般家庭にインターネットが普及する前の時代。
スコットランドで蒸留所が復活するにあたって業界やウイスキーラバーの期待値はいかほどだったのでしょうか。
80年代の不遇の時代を経た夜明けだったのか、まだ闇の先が見えていなかったのか。。
ふと日本のクラフト蒸留所の状況と重なりました。
現在は真逆。闇ではなく色々な意味で光が強い時代、販売されるボトルは即完売が当たり前な状況ですが。
10年経って美味しいウイスキーが出来て
20年経ってさらに評判が上がって。
そうなっていたら素敵ですね。
その時、自分でも手の届くボトルになっていてくれたらありがたいのですが。
これは二律背反な願いでしょうか。
追記(23/07/18):
香り:軽やかにオーキー。乾いたシェリー樽香。フルーツの酸味。
味わい:なめらかなシェリー樽の甘み、ベリー系。乾いたピート。旨みがある。穀物の甘み。白粉。ビターチョコレート。甘栗。ブラウンシュガー。焦げた牧草。
好み:★7 79
雑感:ウイスキーマガジンの創刊は1998年。
もう25年経っているのかという驚きもありますが、
まだ25年なのかという驚きが大きいです。
何故唐突にウイスキーマガジンの創刊を調べたかというと、
1995年当時の状況を知れるかと考えたからです。
広い情報を扱う雑誌の当時のものを読むことが出来たら… と。
改めて、当時の話を聴いてみたくなりました。
95年当時に20歳を超えていたとすると、現在は50歳から上の世代。
カウンターの向こう側に立ってらっしゃる方々に心当たりはありますが、
じっくり話を聴けるほど時間の空いた環境ではなく。(関係でもなく)
ウイスキーフェス等で、振り返りトーク会を企画してもらえたら なんて願います。