ラベル情報:
DISTILLED 1976
BOTTLING 2008
CASK TYPE : Refill Sherry Casks
43%
CONNOISSERURS CHOICE
Gordon & MacPhail
香り:心地良いシェリー樽香、プルーン、葡萄。塩をひとつまみ。若木の枝、オールドなモルトの甘みが密やかに。
味わい:驚くほどフレッシュなシェリー樽のニュアンス。蜜柑、生クリーム、フルーツサンド。スパイス、穀物の甘みがゆるく。餡子。仄かな渋みが残る。
好み:★8 81
【オフィシャルのテイスティングコメント】
NOSE : Sweet and fruity with floral notes.
(香り:甘くフルーティ、そしてフローラル)
PALATE : Sweet, smoky - ash and burnt fruits.
(味わい:甘い、スモーキー。灰と焦げたフルーツ)
BODY : Rounded.
(ボディ:丸っこい)
FINISH : Sweet and subtle.
(フィニッシュ:甘く繊細)
※裏ラベルより
反芻:煙あったかな…? 内陸系の感じかな。正直、具体的に拾うことは出来ませんでした。隠し味的に良い奥行きを作り出している要素になっている気もしますが。
次回は意識して味わってみたいと思います。
ところで、“Rounded” って 丸っこい で良いのでしょうか。
雑感:モルトを愉しめるボトル。
オールドなモルトの甘みと上質なシェリー樽の渋みが心地良く美味しいです。
ハイプルーフものも飲んでみたくなりました。
バンフ蒸留所は1983年に閉鎖、91年には全ての建物が取り壊されています。
オフィシャルボトルは発売されたことがなく、ボトラーズからの販売のみ。
もしバックバーに並んでいたとしても、気付くことは難しそうです。
ちなみに “バンフ” とはゲール語で “子豚” の意。
追記(21/08/07):
香り:黒糖のお菓子、プルーン。ドライフルーツたくさんのパウンドケーキ。上品なシェリー樽香、爽やかな甘み。乾いた草、焦げた土。硬めの桃も。
味わい:オードルなモルトの甘み、桃や熟した和梨。栗きんとん。柔らかく明るいシェリー樽香、チョコレートクリーム、渋みのニュアンスもまた柔らかい。スパイスと煙、火薬がふわりと。
好み:★8 87
独りでゆっくり愉しみたくなる1本です。
とても好き。
過去の自分のテイスティングコメントと比べると、シェリー樽のニュアンスが変わっていた印象です。今回は “驚くほどフレッシュ” ではないかな。明るくてもう少しこなれきたような気がします。
あと、前回拾えていなかった 煙 のニュアンスに気付けていたのは良かったです。
成長したのかな。
追記(23/07/17):
香り:フレッシュにフルーティ。軽やかな焦げ感。綺麗な葡萄、マスカット、気持ちいい。塩のアクセント。モルティ。
なめらかに甘く魅力的。
味わい:内陸のピートを想わせる。葡萄の皮、籾殻。オールドモルトの旨みがゆるく、でも確かに。柔らかい。水飴。スパイス。再びの葡萄。
咥内をくすぐるピートが心地よい。
好み:★8 80
雑感:しっかりとピートを感じられました。
初めて飲んだ時はなんだったのかと思わされるくらい。
恥ずかしいですけど、記録は残しておきます。
正直なところ、いまだにピートと樽の焦げ感とを見誤ることがあります。
ここらへんは経験を重ねていくしかありませんね。
オフィシャルや他の方のコメントを読んで、自分の間隔と照らし合わせていく。
それを重ねていくしかありません。
怖くて参加したことありませんが、
例えば酒育の会のテイスティング講座のようなものを受講したら、もっと成長できるのでしょうね…