ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンギリー 12年

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ラベル情報:

Glen GARIOCH

AGED 12 YEARS

a classic marriage of BOURBON & SHERRY CASKS.

Alc 48%

 

香り:クリーミー、バニラ、レーズンやカシスのシェリー樽香。フルーツジュース。クリームシチューが焦げたようなニュアンスも

味わい:カシスチョコレート、甘くフルーティ。タンニン、芝生、高い木香。薄めた紅茶。バニラが微かに。全体的に柔らかい印象。

好み:★6 65

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

TASTING NOTES: FRESH HEATHER, RICH POACHED PEARS AND THE SWEETEST OF MALTED BARLEY; CREME BRULEE, SWEET RIPE FRUITS AND JUST A HINT OF OAK GIVE THIS GLEN GARIOCH A LONG AND MEMORABLE FINISH.

(フレッシュなヒース、洋梨のコンポート、モルト由来のクリームブリュレや熟した果実感。ほんのりとしたオークの香りがグレンギリーに長く記憶に残るフィニッシュ)

 

※ラベルより

 

反芻:例によって翻訳に自信無しですが。飲みながらだと、なんとなく伝わってきます。自分のテイスティングも方向は合っているような…。クリームシチュー以外(確かに感じるのですが)。

バーボン樽とシェリー樽のバランスが良いのでしょうか、嫌なところがないフルーティなモルトだと思います。

 

 

雑感:旧ラベル 15年との飲み比べ

飲み比べると、旧ラベルにはクリーミーさを感じます。単独で飲んだ時には感じなかったのですが。(前後のボトルで印象変わるのは当然といえば当然ですが)

そして洋梨とシロップ、土っぽさが印象的。

 

現行品は、シェリー樽のフルーツ感が浮かんできます。甘酸っぱさが心地良く。

 

共通しているのは、どちらも優しいという印象。

尖ったところはなく、素朴で美味しいモルトです。

 

 

正直な話、付けた点数ほどの差はないなぁとも。

その人の好みの差で逆転する範囲と思います。

最近そればかりですが、テイスティングは難しいものですね。

(故に『評価』でなく『好み』と表記しているのですが)

 

 

 

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ボトルは現行品の方が好み。