ポートセルミの箱

ウイスキーのテイスティングをつらつらと。整理整頓中。

グレンギリー 15年 旧ラベル 00年代流通?

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ラベル情報:

GLEN GARIOCH

AGED 15 YESRS

43%

 

香り:蜂蜜、若草、フローラル。木の皮、甘いシロップ、瞬間アルミ箔の印象。

味わい:滑らかな蜂蜜、高い樽香。若葉、モルトと微かな土の香り、洋梨のシロップ漬け。仄かな苦み。甘く柔らかく長く残る余韻。

好み:★7 73

 

【オフィシャルのテイスティングコメント】

Tasting Notes: Honey coloured with a medium body. Hints of lavender and oak with a syrup sweetness. The finish is lomg, mellow, and very sumptuous.

(蜂蜜色、ミディアムボディ。ラベンダーとオークの香り、シロップのような甘さ。フィニッシュは、まろやかで、とても贅沢な味わい。)

 

※裏ラベルより

 

反芻:ラベンダー! なるほどと感じました。知っている香りとは思っていたのですが、コメントを読んで直ぐに結びつきました。

全体の印象としては、ほぼ合っているかと。分かりやすく、そして美味しいです。

 

 

雑感:グレンギリー

読めませんよね。でもこう読むそうです。

 

グレンギリー蒸留所はハイランド最古の蒸留所に数えられ、かつては “アバディーン州の穀物庫” と呼ばれた大麦の一大生産地に存在しています。

豊かな土地で順風満帆な歴史を持つかと思えばそうではなく、水源に恵まれず苦戦していた過去があります。(1970年頃に深井戸を掘り解決)

時代は巡って、現在はサントリーがオーナーになっています。

 

 

味わいもそんな土地柄を反映してか、草系・花系ともいえるような、広い草原のようなイメージ。

素朴さと小さな華やかさが同居するモルトです。