ラベル情報:
OLD PARR
Aged 12 Years
De Luxe Scotch Whisky
43%
原材料 モルト・グレーン
特級
香り:金属っぽさ、ネギ。椎茸。葡萄、蜂蜜、ジャスミン。パフューム、ゴム。
味わい:りんごジャム、枝付きレーズン。蜂蜜、紅茶、フルーツチョコレート。古い家具、苦味。スパイス、仄かにピーティ。どこか荒さを覚える。アルミ箔のような…。多層的でジューシーなニュアンスを感じるが、気が抜けているとも。
好み:★6 66
雑感:全盛期は過ぎてしまったのか、これからなのか。
開けたてのテイスティングです。
香りだけで判断すると、ハズレ・所謂ヒネている状態かと感じました。
味わいも最初のひと口は薄い印象。ですが、徐々にニュアンスを拾えるように変化してくれました。
もうヒネてしまっているのか、これから開いてくるのか、両方か、プラスもマイナスも変化を楽しもうと思います。
オールドパー。名前の由来は英国で152歳まで生きたというトーマス・パー翁です。
こちらの人物、歴史上の実在の人物といわれ1635年に亡くなられた際には公葬となったそうです。
ラベルのサイドにも “Thomas Porr. Aged 152 Years was interred at westminster Abbey A,D,1635”と紹介され、裏ラベルには氏の肖像画まで載っています。
長寿にあやかろうとしていたのかな。
日本とも関係が古く、日本に初めて紹介されたのは岩倉使節団が持ち帰ったものだったとか、吉田茂や田中角栄元首相がファンだったとか。
日本の近代史を傍らで見守り続けたボトルです。
ならこそ、本当に美味しい1本に出逢いたいです。
肖像画と斜め立ち
追記(20/12/06):
改めてテイスティング。
香り:ヒネ香。甘い木香。レーズンやベリー、フルーツチョコレート。グレーン由来の滑らかな甘み。チョーク。
味わい:滑らかに甘い。カラメル、葡萄の皮、オレンジピール。伸びるようなグレーンの甘み。どこか紹興酒のよう。木香とその渋み。フィニッシュはスパイシー。
好み:★6 66
雑感:グレンデュランからの飲み比べ。
過去の飲み比べと比べると、、、どうなんでしょう。
アルミ箔は上手いこと言ってるなと感じました。確かにあります。
開いて薄れていたのかも知れませんが。
フルーツのニュアンスも、やや好みの方向に方向に変化したようで。
ただ流石に、これから全盛期を迎えるボトルではなかったようです。
深みも増していると思いますが、物足りなさは正直あります。
あとは、今回は真剣みが足りなかったです。
だら~ と楽しんでました。それはそれで良いのですが…。
過去の自分と対面するのは恥ずかしいですが、たまには良いですね。
(よろしければ)